願望実現イメージング法DVDとは? 


精神工学研究所よりお知らせ01

 イニシャルDという漫画をご存じでしょうか?

「『頭文字D』(イニシャル・ディー / 英語表記: Initial D) は、しげの秀一による日本の漫画作品、またそれを原作にしたテレビアニメとアニメ映画を指す。通称「イニD」。公道において自動車を高速で走行させることを目的とする走り屋の若者たちを描いた作品である。1995年の半ばから、『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて連載されている。」


 この漫画は男の子(元も含む)に非常に人気が高く,1995年に連載開始されましたが、今も連載されています

 またテレビシリーズのアニメ化や、実写版映画も制作されています


 この作品の基本的魅力は、ハチロクと呼ばれる旧型スプリンタートレノ(トヨタ製)が、動力性能ではとてもかなわない新型スポーツカーを次々と腕と度胸とアイデアで破っていくことにあります

 この作品の現在の登場車種は、ハチロクではありませんが、これに登場した旧型スプリンタートレノは今でも人気が高い車です

 そして、この漫画を真似て、実際にハチロクを購入して、漫画のように改造したマニアが大勢います


 しかし、・・・・

 私は、こういう人達の心理状態に一抹の危惧を感じます

 この漫画は1995年の連載開始ですが、ハチロクは1983年販売開始

 つまり連載開始当時でも10年以上たった、「旧車」です

 そのようなポンコツ(ハチロクのシャーシは大衆車カローラと同じです)を、改造して高級スポーツカーと同じような性能を与えようとしているのが、このマニアの心境です

 それは自動車を良く知らない人や、あるいは欧州製高級スポーツカーを良く知る人からみると、「なんと効率の悪い努力をしているのだろう!」と映ると思われるのです

 実際、購入時の車両価格は安かったけれど莫大な改造費がかかって、それでも出来上がったものは投入金額には見合わない動力性能だったというのが、よくあるパターンです

 これは「自動車」ような目に見えるものであれば、傍目に見る分にはその「愚かしさ」がよく分かります

 「愚かしさ」と言いましたが、私自身こういうのが好きなタイプですから、この表現は「経済的に見合わない」という意味だとご理解ください


 さて、今回なにが言いたいかというと、これが「演歌の心」なのです

 「演歌の心」とは、「投入資産には見合わない性能を得ようとする、非効率な努力」を唄うものです

 そして、ここでのその対象は、「愛する人の心や境遇」です

 つまりイニシャルDになぞらえて、「投入資産には見合わない性能を得ようとする、非効率な努力」をしてしまう人(特に女性に多い)の心理を解説したいと思います


 すなわち,これは「改造願望」なのです

 愛する男を果てし無い「私の愛」と「超人的な支え」で、「一人前以上の男」に改造したいと願う「女の心」が、演歌では良く唄われています

 その道はつらく険しく、時に挫折し、時に成功する女心の機微が唄われることが多いのが演歌ですね

 これはつまり「自分の愛する男」に対する「改造願望」なのです


 ダメ男を自分の才覚と努力で、「一人前以上の男」に改造することで、そこに達成感を見いだしたり、自分の価値を再確認したい女心がじつは潜んでいるのです

 しかしこれは自動車の例と同じで、傍目に見ると「なんであんな男に!」と言われるような状況になっているのが、事実に近いものでしょう

 ホストに貢ぐ女性の心理、男性を食わせるために風俗をやめられない女性は、改造願望があるのです


 なぜ、こうなってしまうか?

 それは「自分の価値を再確認したい女心」のせいです

 そしてそれは、欧州車スポーツカーを最初から手に入れようと努力するのではなく、国産車を安く手にいれて改造することに生き甲斐を見いだす、「歪んだ人生観」が投影されているからです

 だから、ダメ男を選んでしまうと心理になってしまうのです

 いい男を敬遠して、ダメ男ばかりをパートナーに選んでしまう風潮は、最近非常に多くなっていると感じられます

 これはそれだけの需要を満たすダメ男も多い事情があるので、女性だけの問題とはいえません

 しかし若い女性が自分のパートナーに「欧州製高級スポーツカーのような男」を選ぼうとするなら、男は自然に努力するはずです

 よってこれは「女性の問題」が大きいと思われます

 つまり若い女性が、ダメ男の改造願望を持っていることが、問題の本質なのです

 若い女性が、ダメ男の改造願望を持っていることが、現代社会に影響を与えています


 ではなぜ若い女性が、改造願望を持っているのか?

 それは「幼いころの父親との関係」に、原因があります


 というところで、ちょうどお時間となりました

 「幼いころの父親との関係」は次回に・・・・


 夏に販売した「願望実現 イメージング法」DVD 明日から販売します

 また「とてつもなく頭を良くする方法」DVDも近日発売です


 じつは「願望実現 イメージング法」DVDは、「幼いころの父親との関係」を修復する方法にもなっています

 
精神工学研究所よりお知らせ02

 前回のお知らせは、「男性の改造願望」は自動車にあるが、女性の改造願望は「愛する男」になる という話でした


 そして、女性の改造願望は「愛する男」にあることが、社会に対する影響力が大きいとお話しました

 女性の男性改造欲求は、幼いころの父親との関係に原因があります

 幼い女の子は、2歳ぐらいのときに自分の父親に「恋」をするのです

 そしてその「人生最初の恋愛体験」が、その女性の一生の恋愛傾向を決定してしまうのです

 これはよく考えると、「恐ろしい」ことです

 ある大学教授の調査では、自分の父親がじつはダメ男であると気がついていても、娘は本当はダメ男ではないと思い込むという、報告があります

 つまり健気にも、娘(女の子)は自分の父親だというだけで、本当はダメ男かも知れないという思いを深層意識にむりやり押し込んで、「ダメ男なんかじゃない!」と評価していると言います

 じつはここで言った「深層意識にむりやり押し込んで」というのが、ポイントです


 すなわちこの女性の本当の気持ちは「自分の父親はダメ男である」なのですが、その父親の娘であるがゆえにその本心を封印してしまうのです

 これがなぜ恐ろしいかというと、「本心を封印してしまう」という心理的行動を、人生の初期に覚えてしまうために、それが心理的傾向として一生ついてまわることにあります

 より詳しくいうと、「本心を封印してしまう」ということは、「自分の本当の気持ちがわからない」人になってしまうということです

 

 この結果前回言った、女性は「欧州製高級スポーツカーのような男」を最初から探せなくなるのです

 誰が考えても人生のパートナーとしての恋愛対象は、「家庭的で経済力・包容力があって知恵のある健康な男性」が理想的です

 これをここでは、「欧州製高級スポーツカーのような男」と表現していますが、このような男性が自分の父親とは正反対の男性であったらどうでしょう


 先に女性は2歳の時に最初の恋を自分の父親にして、それがこの女性の以後の恋愛傾向を決定すると指摘しました

 すると「最高の男」と正反対の男性が自分の父親であったなら、この女性は最初から「欧州製高級スポーツカーのような男」を恋愛対象から除外してしまうのです

 そして自分が魅力を感じる男というのは、世間的な評価からいうと「ダメな男」です


 そういう「ダメな男」が「優しい男」に見えてしまうのです

 そしてこの女性が好きになる「優しい男」は、じつは「自分の父親」によく似ています

 「よく似ている」というのは、すべてが似ているわけではなく、一点だけ「だらしない所」とか、ダメなところが似ている男性なのです


 「優しいけれどダメ男」をみると、「自分の愛で改造」できると思いたくなるのです


 このような女性はダメ男である自分の父親から充分な愛情を注がれていないと感じていますので、愛情に対する飢餓感を持っています

 その結果、「優しい男」が現れて意気投合すると、すぐに肉体関係・同棲・早婚に発展しがちです

 ところが、結婚生活をするようになると、いらいらします

 なぜイライラするかというと、「このような女性」は自分の本心を、自分で分からない性質だからです

 つまり「人生の初期に自分の本心を偽る性質」を身につけてしまったために、本当は自分は不満があってイライラしているのだけれど、「それがなにに対しての不満」なのか分からない人なのです

 じつはそのイライラは、自分の夫に対する不満なのです

 その結果、「自分の大好きな男性」である夫ですが、ささいな事でイライラしてケンカをしてしまいます

 それはそうです!

 自分の本心を偽っていますから、この女性の本心は「本当は嫌いな男」が夫なのです

 さらに、潜在意識では自分の父親に対する不満・怒りがありますから、夫への怒りが発生したときに、潜在意識の怒りも誘発します

 すると「ささいな事でイライラして怒る」のですが、その怒りは連鎖反応となって潜在意識の「父親に対する怒り」も誘発するために、怒りが10倍にも100倍にも増えてしまいます

 これは夫もたまりません

 たまらないというか、「ささいな事でイライラして怒る」妻ですが、その怒りがあまりにも大きいために、「こいつはなにを考えているか、わからない」と感じてしまいます

 その結果が、家庭での憩いを放棄して、ギャンブルや飲酒・浮気に向かいます

 これが、現在若年者の結婚が増加している原因でもありますし、離婚が増えている原因にもなっています


 さてもっと恐ろしい話をしましょう!

 結婚すると、だいたい子供ができます

 それはめでたいことですが、子供を育てる時、女性は自分の子供時代を思い出します

 なぜなら、赤ん坊は言葉を喋ることができません

 その赤ん坊の欲求を理解するために、女性特有の能力である「言葉を使わないコミニュケーション能力」を全開で使いはじめます

 その結果、赤ん坊と意識を同調しようとするために、自分の赤ん坊時代の無意識にアクセスしてしまうのです

 簡単にいうと、女性は赤ん坊を育てるとき、自分も「赤ん坊時代の潜在記憶」が蘇ります

 もっと簡単にいうと、「女性は赤ん坊を育てるとき自分も子供になる」のです


 そうすると「赤ん坊時代の潜在記憶」には、「父親への嫌悪」があります

 しかしその父親は今、目の前にはいないので適当な男性に、その「父親への嫌悪」を投影します

 多くの場合、それは自分の夫です


 そのような自分の夫から性行為を要求されると、自分の父親から性行為を要求された気がして、その要求をはねつけてしまうことが多いのです

  その女性も、なぜ夫とのセックスが嫌なのかわからない(自分の本心がわからない)ので、「疲れているから」などとあいまいなことで拒否します

 ところが夫は、妻の妊娠期間中は禁欲を強いられていますから、出産が終わって欲求を満たしてもらいたくてうずうずしていたのです

 それを拒否されることで、夫はいたく傷つきます


 そしてその夫は、「欧州製高級スポーツカーのような男」ではありません

 妻が欲求を満たしてくれないのであれば、他の女性を探します

 これが子供ができたのをきっかけに、セックスレスになる夫婦のパターンです


 ここでは女性の心理で説明しましたが、現代の男性にも同じような傾向が存在しています

 現代人の心象風景が悪化する要因が、あまりにも多い社会になっているのです


 このような自分の心の中の心理傾向を知り、それを改善することは、じつは人生を変えていこうとするときに、一番最初に取り組まなくてはいけないことだと思いませんか?

 よく未来をリアルにイメージして、願望を実現しようという自己啓発法がありますが、過去を知ることの重要さは誰も言いません

 しかしこのような自分の性格形成の原因を知らずに、たとえばいたずらに願望実現して多額のお金を手に入れたとしましょう

 しかし、それは「破局を早めたり、大きくしたりする」ことにしかならないのです

 願望が実現すると、「不幸せな結末」を手に入れるのです


 芥川龍之介の杜子春という小説は、そのことを物語っています

 願望実現とは、じつは「自分の人生の総てを、俯瞰して設計しなおす」ことが重要なのですが、表面的な成功を言う人達はそのことを知りません

 
精神工学研究所より03


前回までのメールで、女性は男性にとって不可解な行動をとることがあるといいました


 それは目の前にいる夫や恋人が原因ではなく、むしろ父親への愛情不足感が怒りとなって爆発するのだと説明しています

 ところで先日、お隣の香川県で次のような痛ましい事件が発生しました


「 香川県警は6日、会社員の夫(39)をバットで殴ったあと、焼身自殺に見せかけて殺害したとして、妻のパート従業員、城可奈子容疑者(27)と、交際相手の専門学校生、高橋淳希容疑者(21)の2人を殺人の疑いで逮捕した。息がある状態のまま車ごと灯油をかけて燃やすという残忍な犯行。詳細を、県警さぬき署幹部に聞いた。

 ――ひどい事件です

 「犯行は10月31日の深夜。妻が不倫相手の男とさぬき市の市道脇にある休憩所で落ち合い、車内の助手席で眠っていた夫、寿人さんを車外に引きずり出し、男が頭などをバットで十数回殴った。その後、寿人さんを車内に戻し、体に灯油をかけたうえで火をつけて殺害した疑いです」
 ――夫は眠っていた?
 「高松市内にラーメンを食べに行こうと妻の運転で自宅を出たようです。妻はあらかじめ睡眠導入剤を入れておいたジュースを夫に飲ませ、眠りについたところで男が合流し、犯行に及んだ模様です」
 ――2人はなんと?
 「『不倫がばれて、責められたので殺した。焼身自殺に見せかけた』と全面的に容疑を認めとります。2人は地元のソフトバレーチームで約1年前に知り合い、今年春の大会でも男が妻の荷物を運んだり、試合を応援する親しげな姿が会場で目撃されていました」
 ――イヤな話ですね
 「当初は自殺として処理されていました。小さな町で起きた不倫殺人事件ですから、住民も困惑しています」


これこそが、女性の中の心の闇が引き起こした事件だと思われます


ニュースでは「そんな風には見えない普通の仲の良い家族だった」と報道されていました

しかし「車内の助手席で眠っていた夫、寿人さんを車外に引きずり出し、男が頭などをバットで十数回殴った。その後、寿人さんを車内に戻し、体に灯油をかけたうえで火をつけて殺害した疑いです」という部分に「強い怒り」を感じます


女性だけではありません

下のような事件もありました


「 大阪府警の警察官が自宅に拳銃と実弾を隠し持っていたとして逮捕されました。

 今年10月には妻の態度に腹を立て、自宅で発砲していたということです。

 銃刀法違反の疑いで逮捕されたのは、箕面警察署地域課の巡査部長、池田周史容疑者(48)です。

 逮捕容疑は、回転式拳銃1丁と実弾を茨木市の自宅で隠し持っていた疑いです。

 警察によりますと池田容疑者は、今年10月、電話中の妻が名前を呼んでも応えないことに腹を立て、リビングのテレビ台に向かって拳銃2発を発砲するなど家庭内暴力も起こしていたということです。

 「池田容疑者は拳銃の発砲だけでなく、以前から妻に対し暴力をふるっていたということです」(記者リポート)

 池田容疑者からの暴力に悩んでいた妻が知り合いの警察官に相談したところ、池田容疑者が家で拳銃を発砲していたことが発覚したのです。

 池田容疑者はテレビ台を狙う以外にも自宅で空き缶を的にし、試し打ちをしたと供述していますが、妻は「モデルガンだと思っていた」と話しているということです。

 「怖いことですよね。あり得ない事でしょう」(近所の人)
 「者を投げつけるような音を聞いたことがある、『バーン』と」(近所の人・インターホン)
 「(池田容疑者の妻の)目の回りが青くなったり、肩がが青くなってたりした」(近所の人)

 池田容疑者は去年7月から今年2月までケガで休職していましたが、この頃からモデルガンを集めるようになったと話していて、本物の拳銃と実弾については「今年1月に亡くなった父親からもらった」と供述しているということです。

 箕面警察署では復職後はケガのことを考慮し池田容疑者に拳銃を所持させていませんでしたが、普段の勤務態度については特にトラブルを起こしたりはしていなかったと説明しています。

 自宅から拳銃4丁と実弾200発モデルガン40丁が押収されましたが、池田容疑者は「拳銃を10丁持っている」と話しているということです。」


 これなどもささいなことで、異常にキレる男の例です

 こういう異常な怒りには「潜在意識の中の怒り」が爆発したとでも考えなければ、説明がつかないと思いませんか?


 この人は警察官であり、妻に対して発砲したりすると、どのような結果になるか予想できたと、誰でも思います

 しかし、本人の心の闇は、周囲にはわかりません

 この人の異常な怒りは本来、親に対して向けられるものだったのですから・・・・

 そのような「かなえられない感情の爆発」は時として、自分への破壊衝動に結びつきます

 このケースはまさにそうでしょう!


 そのような破壊衝動は、「子供が親を振り向かせたいと駄々をこねる」精神状態と、まったく同じです

 つまりこの男性は、妻に母親を投影して「駄々をこねていた」と、「ただ妻(母親代わりの)を自分のものにしたかった」という欲求なのです

 これは「精神状態が幼児に戻っている」と考えれば、納得がいくと思います

 

 このような心の闇は、誰の心の中にも存在します

 心の闇を解くには、自己催眠によって時間をさかのぼって、「本当の自分の気持ち」を見つけるしか方法はありません

 そのとき「本当に晴れ晴れとした気分」になることが、できます

 願望実現とは、じつは「自分の人生の総てを、俯瞰して設計しなおす」ことが重要なのですが、表面的な成功を言う人達はそのことを知りません

 

 
精神工学研究所より04

 神田昌典さんという有名な経営コンサルタントが、いらっしゃいます

 この方は上智大学卒業後に外務省に入省されましたが、その役人的閉鎖性社会に嫌気がさし、アメリカ製冷蔵庫販売の会社に再入社されました

 そこの性能の悪い、しかも日本の住宅事情には合わない、馬鹿でかくて高い冷蔵庫を日本のマーケットで販売することに成功!

 その実績を活かして、独自の販売理論を構築された「天才マーケッター」です

 しかし、それだけにとどまらず「じつは金銭的成功の影には、実生活の不幸がある」と看破されて、警鐘を鳴らされています

 ご自身も成功の裏で、奥様との離婚危機や、お子様の重病など大変な不幸が襲いかかってきたと、話されています


 さて、その「天才マーケッター」のお弟子さんに、平秀信さんがいます

 この方は長野県の工務店従業員でしたが、神田さんの手法を学ばれて、住宅販売に画期的方法を持ち込み、短期間に年収1億円を達成されたといっておられます

 その平秀信さんの成功の裏には、じつは大変な「怒り」があったとご本人が話されていたのが、印象的でした


 先日から、現代人の多くの人には「潜在意識での怒り」があるという話をしています

 人を動かすエネルギーには2種類あります

 それは喜びと、怒りです

 本当はもうひとつあって、それは「恐怖からの逃避エネルギー」ですが、・・・・

 
 このうち「怒り」のエネルギーは大変強く、そしてその特徴は「破壊のエネルギー」なのです

「破壊のエネルギー」は他人に向けられることが多く、その結果、人間関係を壊します

 たまにこのエネルギーが自分に向かう人がいて、そのときはうつ病などの精神の破壊、あるいは肉体の病気、ギャンブルなどの経済的破綻をまねきます

 しかし・・・・・「有効利用」する手段もあります

 それは、この「破壊のエネルギー」を「現状に対するホメオスタシス」の働きに向けることができるならば、それは非常に有効な使い方となりうるのです

 なぜなら、「怒り」のエネルギーは大変強く、そしてその特徴は「破壊のエネルギー」だから、強いホメオスタシスの働きに対抗できます

 ホメオスタシスを破壊するなら、現状からの脱却することは、簡単です!

 現代人の多くは幼少期の「親に対する怒りのエネルギー」を潜在させているのですが、強いホメオスタシスの働きに対抗するのが、もっとも有効な解消方法です


 さて、徳島県の有名人というと、あまりいません

 板東英二ぐらいで、お隣の高知県は末広涼子とか、坂本竜馬とか、島崎和歌子とか大勢いるのに、徳島県はさびしい限りです

 ところが最近、アンジェラ・アキさんという歌手が有名になりました

 紅白歌合戦でも「手紙・拝啓15の君へ」という歌をうたっています

 このアンジェラさんにも、「怒り」のエネルギーがありました

 アンジェラさんの手記が地元新聞に掲載されたのですが、地元以外の方はこれを目にする機会はないと思います

 数回に分けて、掲載します

 
 
 
 
 
 

 
精神工学研究所願望実現DVDについて01

 まずはこちらをご覧ください
こちら

 じつは私は七年ほど前は、「中小建設業生き残り研究会」という組織を創って、建設業の生き残り方法コンサルタントをしていました

 正確には生き残り方法コンサルタントをしようと、思っていました

 私は長く建設会社に勤務していて、公共工事削減で全国の建設会社が立ち行かなくなることを、その当時強く感じていました

 私自身建設会社の仕事がなくなるので、どうしても収入の道を探さなくてはならないという事情もありました

 しかし、悲観はしていませんでした

 なにしろ建設会社の数は全国に55万2210社もあって、これは全国のラーメン屋の数より多かったのですから・・・

 この数からみて、建設業の生き残り方法は絶対に売れる!と、考えていました

 そして建設業生き残り方法ビデオを制作して、建設会社に売り込みをかけていました

 当時はまだ、DVDの時代ではなく、ビデオテープが主流だったのです

 しかし思うほど売れなくて、どうしたらよいのかと悩む日々が続いていました

 これが四年ぐらい前のことです


 建設会社にいたころから、気功や潜在意識開発のような研究をしていました

 仕事中に建設現場の近くの山の中で、気功を夢中になって行って、打ち合わせに遅れたこともありました

 建設業生き残り方法ビデオが売れなくて、どうしたらよいのかと悩む時、「そうか願望実現のイメージ法をすればいいんだ!」と思いつきました

 願望実現のイメージ法とは、未来の自分が成功しているさまをありありとイメージして、それにより願っていることを叶えるというお馴染みの方法です

 これを自分なりにアレンジして、いろいろ行ってみました


 なにしろ、生き残り方法ビデオが売れなくて、せっぱつまった状況でしたから必死でした


 そうしたら、・・・・なにが起きたか?

 「建設業生き残り方法ビデオが突然、バカバカ売れはじめた!」というのが、よくある願望実現法の宣伝文にあるようなストーリーですが・・・・

 そういうことは、ありませんでした

 しかし、代わりに違うことが起きたのです

 私は願望実現のイメージ法を実行してみたのですが、ビデオが突然、バカバカ売れはじめた!というようなことは起こりませんでした

 その代わりに、違うことが起きたのです

 それは次回に!

 追伸

 なぜ建設業の生き残り方法ビデオが売れるようにイメージング方法を行ったのに、違う結果が訪れたのか?

 

それは願望実現のイメージ法を行うことで、私のなかのスコトーマが消えたためです

     私は当時スコトーマという概念を知りませんでしたが、苫米地博士のそのような用語解説により、なぜこういう現象が起きたかということを理解できたのでした

     その説明は、次回に!

     
    精神工学研究所願望実現DVDについて02


     建設業生き残り方法ビデオが売れなくて、どうしたらよいのかと悩む時、「そうか願望実現のイメージ法をすればいいんだ!」と思いつきました

     願望実現のイメージ法とは、未来の自分が成功しているさまをありありとイメージして、それにより願っていることを叶えるというお馴染みの方法です

     これを自分なりにアレンジして、いろいろ行ってみました


     なにしろ、生き残り方法ビデオが売れなくて、せっぱつまった状況でしたから必死でした


     そうしたら、・・・・なにが起きたか?

     「建設業生き残り方法ビデオが突然、バカバカ売れはじめた!」というのが、よくある願望実現法の宣伝文にあるようなストーリーですが・・・・

     そういうことは、ありませんでした

     代わりに、私のなかにある変化が起こりました

     それは私が「ボス猿の理論」と呼ぶ、自己変革をもたらす方法論についての考えが突然浮かんだのです

     当時私は、「建設業生き残り方法ビデオ」が売れなくて焦っていた時期ですから、「ボス猿の理論」にかまっている時間はありませんでした

     しかし、その方法論を自分でも行ってみたく、瞑想行にふけることになりました

     収入はビデオがひとつ売れたとして、月に3万円!

     生まれたばかりの子供がいるような状況で、これでいいのか?と思っていました

     そして次には、この「ボス猿の理論」をビデオ化したくなったのです

     私は当時から、気功や瞑想について長く研究していたといいました

     そんな知識があるのなら、それを売れば良かったではないかと、思われる方がいるかも知れません

     しかし、当時の私にはそんなものが売れるはずがないと思われたのです

     こんなうさん臭いものを欲しがる人間は、少ないだろうと自分でも思っていました

     それより全国に55万2210社もある建設会社の生き残り方法は、必ず売れると信じていました

     なにしろ会社の生き残りがかかっているのだから、3万円ぐらいのお金を支払うところ
    はいっぱいいるはずだと、思われたのです

     それが意外に売れないことに、焦っていた時期でした


     そんな時期に、「ボス猿の理論」をビデオ化しました

     なにか、心の中の情動に突き動かされるようにして、制作したのを覚えています

     出来上がってみる、我ながら大作になったなという達成感がありました

     それで専用のサイトを立ち上げて、販売してみることにしたのです

     じつは私にはもう一つの計画がありました

     それは建設会社がダメになると、次は地方公務員が困窮する自体になるだろうという予想があったのです

     そのためのウエブサイトの準備をしていました

     それが「yakubax.com」なのです

     現在、精神工学研究所のURLになっています

     そのURLで、とにかく販売サイトを造ってみようと、やってみました

     販売価格は、なんと5万円です(ビデオテープ3本で)


     どうせ本命は「建設業生き残り方法ビデオ」ですから、ある意味ヤケクソでこの値段をつけてみたのです

     そうしたら!・・・・・

     ある日、なんと注文が入ってきたのです

     「それほど宣伝したものでもないのに、5万円ものビデオが売れるなんて!」

     私は建設業生き残り方法の必死の売り込みにもぜんぜん売れなかったのに、こんな高額商品が売れたことにとても驚きました

     これが「金運瞑想法」です

     それでその一部をダイジェスト版にして、こんどは2980円で売ることにしました

     ダイジェスト版には「金運瞑想法入門編」と名前を付けました

     そうしたら、ダイジェスト版は安いので、そこそこ売れはじめたのです

     やがて、ダイジェスト版の購入者から意見が寄せられるようになり、そこで私は大変な思い違いをしていることが分かったのです

     それは次回に!

     
    精神工学研究所願望実現DVDについて03

     前回までのあらすじ
     建設業の生き残り方法をビデオ化して販売しようとするが、苦戦する

     そんな中で、願望実現法を行うと、ボス猿の理論が突然浮かんできて、それをビデオ化して販売する

     これが売れたことに驚き、ダイジェスト版の「金運瞑想法入門編」を安価で発売することにする

     そうしたら、購入者からの感想で意外なことが判明する


     「やがて、ダイジェスト版の購入者から意見が寄せられるようになり、そこで私は大変な思い違いをしていることが分かったのです」

     という事でしたが、私はそれまで瞑想行とはイメージングであるという思い込みがあったのです

     ですから、瞑想状態で(変性意識状態で)「なにを行うか?」を、解説していなければ商品にはならないと考えていたのです

     ところが普通の人のイメージでは、「瞑想とは無想の境地になる」ということで、変性意識状態になることが目的であるととらえられることが多かったのです

     そして・・・・・!

     その変性意識状態になることに、苦労している人がとても多いことを発見したのです

    「それは願望実現のイメージ法を行うことで、私のなかのスコトーマが消えたためです」
    と前回いいましたが、そういことに気がつくことができたのです!


     つまり簡単な呼吸法や単調な音楽、あるいは言語による誘導法、またはヘミシンクなどが世間に出回っている瞑想誘導法でした

     ところがこんな刺激の少ない方法では、現代人はなかなか変性意識状態になることができないと、みんな悩んでいたのです

     それに気がついた私は、イメージジェイコブソン法を開発して、それをDVDにしました

     イメージジェイコブソン法は私が行っていたものを、体系的にまとめたもので、これを「金運瞑想法超入門」と名付けました

     入門編のさらに前段階だから、超入門にしました

     それでこれをヤフーオークションで300円ぐらいの値段で販売すると、ものすごい勢いで売れました

     300円では儲からないのですが、私は変性意識状態で「なにを行うか?」を、解説していないDVDは、あまり商品価値がないと考えていたので、感想やご意見が欲しかったのです

     その売れ行きをみて、「これは売れるのではないか!」と手応えを感じました

     しかしDVD1枚の商品に何千円もの値段を付けるのは気が引けるので、気功法の応用などを付け足したものを作りました

     これが「金運瞑想法超入門プラス式神デイフェンス」なのです


     そうして販売サイトを作り替えて、インフォトップのようなASPに登録しました

     インフォトップのようなASPに登録すれば、アフィリエイターが売ってくれるだろう
    と考えたのです

     ASPに登録するのは、なかなか審査が通らず苦労しましたが、やっとの思いで通しました

     そうして念願のアフィリエイターが売ってくれるように、こぎ着けました

     思った以上に売れはじめたので、目が回るほど忙しい日々になりました

     当時はパソコンで1枚づつDVDを制作していたので、てとも時間がかかったのです


     そして・・・・・・・・

     そしてある時、1通のメールが届きました

     その1通のメールが、私の人生をすっかり変えてしまったのです!

     そのメールとはなにか?

     すっかり変わった私の人生とはどんな部分か?

     それは次回に!

     
    精神工学研究所願望実現DVDについて04

     前回まで
     「金運瞑想法超入門プラス式神デイフェンス」を制作して、そうして販売サイトを作り替えて、インフォトップのようなASPに登録しました

     インフォトップのようなASPに登録すれば、アフィリエイターが売ってくれるだろう
    と考えたのです

     ASPに登録するのは、なかなか審査が通らず苦労しましたが、やっとの思いで通しました

     そうして念願のアフィリエイターが売ってくれるように、こぎ着けました

     思った以上に売れはじめたので、目が回るほど忙しい日々になりました

     そしてある時、1通のメールが届きました

     その1通のメールが、私の人生をすっかり変えてしまったのです!

     そのメールとはなにか?

     すっかり変わった私の人生とはどんな部分か?

     それは次回に!ということでたが・・・・


     そのメールは東京の方からでした

     この方は私の「金運瞑想法超入門プラス式神デイフェンス」を購入して、その内容と値段のギャップに驚いたと言われるのです

     そして、「東京に来て、セミナーを開いて見ないか?」とのお誘いを受けたのです!


     私は当時、建設業生き残りビデオが売れなくて、ヤケクソ気味なあたりから「なんでもやってやろうじゃないか!」という気分になりました

     そして「金運瞑想法超入門プラス式神デイフェンス」を制作する経緯や私の心境の変化は、願望実現の瞑想法を行った効果であろうと、推測していました

     つまりこのような方法を行うと、周囲も変化するし、自分も変わってしまうのです

     そういうことを感じていました

     で、「東京に来て、セミナーを開いて見ないか?」とのお誘いも、この効果であると確信したのです

     それに世間的な事情もありました

     田舎で中年男が仕事もしないで、家に引きこもってパソコンばかりやっているのでは、どうしようもないダメ男という評判がたってしまいます

     それが「東京でセミナー講師を行う」男なら、評判は180度変化することは、目に見えています

     以前の私なら、「セミナー?そんなの私にできるか?」と躊躇するところでしたが、いちどヤケクソになっているので、「ようし、やってみるか!」と前向きに準備をすることになりました

     それで、「東京でセミナー講師を行う」ことになりました

     これで、自己評価がすっかり変わりました!

     また世間の評価も変わったと思います

     DVDのご感想にも、「山西先生」と書かれることが増えてきました


     苫米地博士の「脳を味方につける生き方」という本には、なりたい自分になった状態を演技するというテクニックがあります

     私にはこの方法の効果が、確かに実感できます

     なにしろ「演技」ではなく、実際にそういう立場に(一瞬でも)なってしまったのだから・・・・・

     その効果は、抜群でした!

     「人生が変わってしまった」と、確かに感じる瞬間は普通に生きている人に、何回訪れるものでしょうか?

     私は羽田空港に降り立ち、その足でセミナーをすべく、会場にいったのです

     このような経験は、とてつもない内面の変化をもたらしました

     まさに「ボス猿的経験」であったと、思います


     ところで、次のような意見をいただくことがあります

     せっかく「金運瞑想法超入門プラス式神デイフェンス」のような良い品を安価に販売しているのに、悪徳業者のような真似をするな!というご意見です

     確かにそのように思われてしまうかも知れません!

     しかし、これには理由があります

     私は今回「願望が叶う方法」をDVD化したのですが、これはここまで書いたように、私自身が「DVDが売れますように!」と願った結果なのです

     つまり「DVDが売れますように!」ということ、もっと露骨にいうと「どんどんお金が入ってきますように」と願った結果なのです

     その張本人である私が、「どんどんお金が入ってくる状態」にならないと、これは「看板に偽り」の状態であると思いませんか?


     じつは期限を区切って販売したり、商品数を制限したりというのは、売れ行きだけでなく思いがけない効果があることを発見しました

     その効果とは、・・・・それは次回に!


     ですが、ちょっとだけ秘密を公開しますと・・・・・

     現実に経験することで、効果がまるで違うということと関係があります

     もう少し言いますと、「なりたい自分になった状態を演技するというテクニック」なのです

     「脳を味方につける生き方」という本の「なりたい自分になった状態を演技する」のは、現実面、つまり抽象度のいちばん低いレベルの話です

     ところが私が「なりたい自分になった状態を演技する」のは、もっと抽象度が上がった世界の話であって、苫米地理論をご存じの方であるなら、この方が抽象度のいちばん低いレベルより強力なのです

     ちょっとだけ公開が長くなりそうなので、今回はここまで!

     次回をお楽しみに!

     

     
    精神工学研究所願望実現DVDについて05

     前回まで

     建設業生き残り方法ビデオの販売に悩んでいた私は、今回紹介する願望実現法を行ったところ、大変な変化が自分の中に置きました

     その結果「金運瞑想法超入門プラス式神デイフェンス」を制作して、そうして販売サイトを作り替えて、インフォトップのようなASPに登録しました

    中略

     じつは期限を区切って販売したり、商品数を制限したりというのは、売れ行きだけでなく思いがけない効果があることを発見しました

     その効果とは、・・・・それは次回に!


     ですが、ちょっとだけ秘密を公開しますと・・・・・

     現実に経験することで、効果がまるで違うということと関係があります

     もう少し言いますと、「なりたい自分になった状態を演技するというテクニック」なのです

     「脳を味方につける生き方」という本の「なりたい自分になった状態を演技する」のは、現実面、つまり抽象度のいちばん低いレベルの話です

     ところが私が「なりたい自分になった状態を演技する」のは、もっと抽象度が上がった
    世界の話であって、苫米地理論をご存じの方であるなら、この方が抽象度のいちばん低いレベルより強力なのです

    前回、ここまで

     苫米地先生の方法論は素晴らしいと思います

     そしてその方法論の元になっている理論づけには、否の打ち所がないものであろうと私などは考えています

     しかしながら、苫米地博士の方法論について、「普通の人」にはついていけない、あるいは、難しいと感じる部分が多い事も事実であろうと思います

     たとえば今回私が提唱するような「願望実現法」も、苫米地博士は「スコトーマを無くすことで欲しい未来が手に入る」と言われています

     その方法のひとつが例えば「ダビンンチ脳」であります

     これは「時間は未来から過去へ流れる」という苫米地理論が使われています

     より具体的に言うと、「未来において成功した自分をイメージしてそれに臨場感(リアリティ)を感じることで、欲しい未来が実現する」という方法です

     これは「ナポレオン・ヒル」や「引き寄せの法則」と、結果的に良く似ている部分があります

     しかしながら・・・・・!

     苫米地博士は著書でご自分でも言われているように、高所得階層の出身です(自分ではおぼっちゃんであると、言われています)

     また御祖父は国会議員でもあり、自身は一度三菱地所という大会社の社員でもありました

     このような環境であれば、身の回りに「金持ち」は多かったと推測できますから、モデルとしての金持ちに不自由しません

     つまり、「未来において成功した自分をイメージしてそれに臨場感(リアリティ)を感じる」にしても、容易にリアリティのあるモデルを参考にして、そのイメージを造ることができる環境にあったのです

     ところが私の経験からいうと、田舎の貧乏人の子供に生まれた私には、身の回りにそのようなモデルとなる人物が居ませんでした

     苫米地博士の言われるように、「金持ちになった自分をイメージ」しても、それにリアリティを感じることが出来なかったのです

     田舎の百姓の伜が、親父・親戚・地域の住人にモデルとなるような人物がいない環境で育ったとき、リアリティの参考となる人物を見つけることが出来なかったのです

     たとえば年収300万円クラスが普通程度の環境では、年収一千万円は夢の年収なのです

     そのような環境で育った人物がイメージングでは、「年収一千万円になったときの国産高級車のシートの手触り」を妄想しても、なかなかリアリティを感じられるものではありません

     ところが苫米地方式では、年収一千万円程度ではダメで少なくとも1億円ぐらいの年収をイメージしなければならないと言います

     クラウンやレクサスではなく、フェラーリのシートの手触りをイメージできなくてはダメなのです

     そのぐらいでないと、スコトーマが無くならないといいます

     確かに私にも年収1億円を想像することはできますが、それに臨場感を感じることができるかどうかは別の問題だと思われます

     ところが苫米地博士の育ったような環境では、臨場感を感じて年収1億円の世界をイメージすることは容易なのです

     このような部分が、「普通の人」が苫米地方式に関して、違和感を持つ部分であると思います


     そこで本題に入ります

     私の「年収一千万円の世界をイメージして、それに対してリアリティを感じる」テクニックの話です

     年収一千万円をイメージするのは難しいので、それを12で割ります

     すると答えは833333円になります

     つまり月収84万円ですが、これもイメージしにくい人がほとんどだと思います

     そこで今度はこれを30で割ります

     すると答えは2.8万円です

     つまり日収二万八千円だと、瞬間最大風速で年収一千万円になれるのです

     これならちょっと無理すれば、普通の人にも実行可能ではないでしょうか?

     少なくとも日収二万八千円以上の日は、「私は年収一千万円の男(女)だ!」と胸を張ってもそれは嘘ではありません

     つまりリアリティ溢れる「現実」として、「私は年収一千万円の男(女)だ!」を感じることが出来るのです

     それを現実として感じられたなら、その記憶を思いっきり拡大解釈します

     すなわち「あの一日だけは私は年収一千万円」と、思い出すのです

     それを願望実現のイメージとして使うのです

     記憶の世界では一年を通して思いだすのは無理ですから、むしろ「一日だけ年収一千万円」の方が、都合が良いのです


     いかがでしょう?

     これなら願望実現を行う上で誰もが感じる障害である「イメージに臨場感を持てない」という部分が少なくなると思いませんか?

     つまり私が、「期限を区切って販売したり、商品数を制限したりというのは、売れ行きだけでなく思いがけない効果がある」と言ったのは、このことだったのです

     日収二万八千円だと、瞬間最大風速で年収一千万円になれるのです

     それが、日収28万円だと、瞬間最大風速で年収一億円の計算です

     一見非現実的なことでも、工夫で「非現実的なことに臨場感を持つこと」ができるようになりました

     次回に続く

     


     
    精神工学研究所願望実現DVDについて06

     前回まで
    「あの一日だけは私は年収一千万円」と、思い出すのです

     それを願望実現のイメージとして使うのです

     記憶の世界では一年を通して思いだすのは無理ですから、むしろ「一日だけ年収一千万円」の方が、都合が良いのです

     いかがでしょう?

     これなら願望実現を行う上で誰もが感じる障害である「イメージに臨場感を持てない」という部分が少なくなると思いませんか?

     つまり私が、「期限を区切って販売したり、商品数を制限したりというのは、売れ行きだけでなく思いがけない効果がある」と言ったのは、このことだったのです

     日収二万八千円だと、瞬間最大風速で年収一千万円になれるのです

     それが、日収28万円だと、瞬間最大風速で年収一億円の計算です

     一見非現実的なことでも、工夫で「非現実的なことに臨場感を持つこと」ができるようになりました
    ここまで


     ということでしたが、これは他のことで例えるとその心理的な意味がよく分かると思います

     例えば、スポーツで例えてみましょう

     スポーツの練習は最近ではイメージトレーニングが重視されるなど、その心理面が研究されています

     で、そのスポーツの中の陸上競技、100メートル走で考えてみます

     ここに二人の選手がいるとします

     一人は末松くんといって、100メートルいつも平均に10秒前半のタイムで走ることが出来るのです

     彼のライバルの広末くんは、平均タイムは10秒後半であって、末松くんより劣っていました

     ところが、広末くんはこれまで一度だけ、9・99という驚異的な記録を叩き出したことがあります

     しかもそのタイムを出した会場がオリンピック国内予選の最終選考であったとします

     そうするとタイムで結果が決まるスポーツは残酷ですから、平均タイムでは末松くんがいつも勝っているにもかかわらず、オリンピック候補は広末くんになってしまいました


     こういう場面があったときに、広末くんの心中を推測してみましょう

     おそらくこれまで一度も、末松くんに勝てなかった末広くんには、彼に対する猛烈なコンプレックスがあったとしても不思議ではありません

     ところがこのオリンピック予選を境に、広末くんの心境は一変するのです

     「俺はオリンピック選手だ!」

     こういう強烈な自信が芽生えても、不思議ではありません

     しかも9秒台という人類の何人もが経験したことのない記録を持っているのですから、その自身は並大抵のものではないと言えるでしょう

     そうなると、末松くんに対する猛烈なコンプレックスなど吹き飛んでしまいます

     というか、「末松くんなと眼中に無い!」という感じになるのです


     一方の末松くんはどうかというと、広末くんにオリンピック候補を奪われたことが、大変なショックであったということは間違いないでしょう!

     それも平均タイムでは自分のほうが上だ!という思いがあるので、諦めきれない気持ちになっているとみて、間違いがありません


     ところが、この現象が起きた現実を見ると、客観的な評価ではまだ末松くんの方が上と考えても不思議ではありません

     広末くんが末松くんを上回ったのは、たった一回だけなのですから・・・

     しかしこの件を境にして、二人の心の中はすっかり逆転してしまうのです

     このあとの広末くんを予想するなら、自分はオリンピック選手だ!と強烈に感じることで、自分に対する評価がすっかり変わることも予想できます

     そして本当にオリンピックで、素晴らしい成績を残すことも考えられます


     そんなことがあることは充分考えられますが、そのような結果になったのは、たった一度だけ9秒台の結果をだしたことが原因なのです

     つまり私が前回、瞬間最大風速で年収一千万を経験して、自分の中でそれを思いっきり拡大解釈するというのは、この例えの末広くんのような自信を持つためです

     末広くんになぜこのような幸運が舞い降りたかというと、末松くんに対するコンプレックスが消えて、強烈な自信が湧いたからです

     そしてその自信の元になっているのは、自己評価の変化によるものですね

     ではなぜコンプレックスが消えて、自己評価の変化したかというと、これまでの記録を打ち破るというリアルな体験(の記憶)が彼を変えたのです

     「彼を変えたのです」が、それは客観的にみるたった一度だけで、その段階では本当は末松くんに勝っているとは言えなかったのです

     しかしそんな客観的評価はどうでも良いことで、リアルな体験(の記憶)に基づく自己評価の変化が大切なことなのです

     ですから年収1千万を目指したいなら、瞬間最大風速でもかまわないのです

     もし日収で年収1千万円相当が無理なら、時間給であっても瞬間最大風速だからかまわないのです

     これなら2万8千÷8ですから、時給3500円です

     それをリアルな世界で体験して、その記憶に臨場感を持つことが大切なのです

     次回に続く

     
    精神工学研究所願望実現DVDについて07

     前回まで
     「彼を変えたのです」が、それは客観的にみるたった一度だけで、その段階では本当は末松くんに勝っているとは言えなかったのです

     しかしそんな客観的評価はどうでも良いことで、リアルな体験(の記憶)に基づく自己評価の変化が大切なことなのです

     ですから年収1千万を目指したいなら、瞬間最大風速でもかまわないのです

     もし日収で年収1千万円相当が無理なら、時間給であっても瞬間最大風速だからかまわないのです

     これなら2万8千÷8ですから、時給3500円です

     それをリアルな世界で体験して、その記憶に臨場感を持つことが大切なのです

    前回ここまで


     高藤聡一郎という日本における仙道の大家がいます

     この人は1980年代に仙道の本を次々に発表しました

     仙道とは仙人になるための方法論ですが、じつは気功とは仙道から派生した実践法であったと高藤氏は紹介しています

     そして気の理論をを使って、金持ちになる方法を紹介した本が1990年に発表された「仙道帝財術入門」です

     この「仙道帝財術入門」の、110ページに「集中法による金儲けテクニック」という項があり、そこで紹介されている方法が、前回書きました「年収1千万を目指したいなら、瞬間最大風速でもかまわない」ということと同じなのです

     「集中法による金儲けテクニック」から少し引用しますと(抜粋)

     このテクニックを行う場合、「期間短縮方式」か「倍々方式」かのどちらかで行う。

     「期間短縮方式」これは極貧タイプ治療法にでてきた丸谷君のようにとにかく半年で100万円(無理だったら半分でもよい)を、がむしゃらにためるというものである。

     溜めようと目標を決めたら、がむしゃらに仕事に励み(わりのいいアルバイトを2・3同時にこなす)、絶対にその期間内で目標を達成するのである。

     「倍々方式」 略

     なんだ!
     真面目に働いて稼がないといけないのか!などと泣き言をいってはいけない。

     なにも永遠にこんなことをしろと言っているわけではない。

     わずか数回、このテクニックに挑戦することで、あとは放っておいてもあなたにお金が流れ込んでくる状態になるのだ。

     すなわち、「お金が流れ込んでくる気の状態」をあなたが会得するために、このテクニックを使うのである。(中略)

     ここで欲しいのは、このテクニックによって獲得される「凄い集中力」なのだ!

     それさえつけてしまえばしめたもので、後はほとんどなにもしなくても金が入ってくるようになる。

     究極的には私のように、ほんの2・3日働いただけで、普通の人の1ヵ月分の金が簡単に入ってくるようになる。(引用終わり)


     つまり高藤氏のいわれる「集中法」とは、脳科学的にいうと「リアルな世界で体験して、その記憶に臨場感を持つこと」とまったく同じなのです

     「リアルの世界での体験」には絶対的な臨場感がありますから、その記憶に対して自分のホメオスタシスを造ることが出来れば、現実を変える力として働くことが確実です

     じつはこの「集中法」には前段がありまして、そこに極貧モデルとして「丸谷君」という若者が登場します

     この人はとにかく無気力で高藤氏もついには見放したというダメ男だったのですが、ある時「集中法」を行います

     定職にもついていないので、とにかく割りのいいアルバイトを探して、かけもちで寝る間も惜しんで働くのです

     その結果、ダメ男だった性格がすっかり変わってしまって、「すごい集中力のある男」に変身してしまいます

     その変貌ぶりに驚いた高藤氏が、どうしてこんなに変わることができたのか?と疑問に思いました

     そこでダメ男だった「丸谷君」にその経過を尋ねた結果、「集中法」としてこの本に紹介するに至ったといっています

     この本には他にも面白い方法があるので、少し紹介します


    「貯金通帳を使った金呼び込みテクニック」

     10万円ぐらい溜めるなら誰でもできるだろう

     だったらそれを10倍にすればいい!

     100万円だって同じだというと、君らはぜんぜん違うというけれど、それは100万円は10万円の10倍だって考えるのが間違いの元なんだ

     100万円は10万円に0をひとつ付けたぐらいだって考えるのがコツなんだ!

     つまり「100万円だから無理」だって考えない!

     要は意識の持ち方なんだ

     いちばんいいのはこれを貯金通帳で行うこと

     一度大きな金額が貯金通帳に載れば、あとはいくら使おうが、いつでもそれくらいの金額がでたり入ったりするようになるんだよ

     貯金通帳にそんなクセをつけることなんだ

     気でいうと、貯金通帳に「大金の気」をつけることが大切なんだよ!


     私はこの方法を真に受けて、銀行でまっさらな通帳を発行してもらって、自分で毎日ボールペンで「今日は100万円入金」と毎日書いていました

     この方法は一見荒唐無稽ですが、苫米地博士の方法論を知ることで、なかなか本質をついていることがわかりました

     つまり「現状(ステイタス・クオ)を変える」ということに特化した方法論になっているのです

     つまり「今私は貧乏である」と思っている人は、「現状(ステイタス・クオ)が貧乏」という自己認識を持っているのです

     するとホメオスタシス機能が、そのステイタス・クオに対して働いてしまい、なかなか「今私は貧乏である」という状況から逃れることができなくなるのです

     それを打破するために、とにかくがむしゃらにでも、自己認識とは違う自分を無理にでもつくり出そうとするのがこの「集中法」の原理となっています


     さて、その「集中法」ですが、面白い「これだけはしてはならない事」が書いてあります

     それはホメオスタシス機能の特性を知ると、本当に納得がいくことなのですが・・・・

     そういう部分からみても、「仙道帝財術入門」という本は、脳機能科学に叶った方法論であると思います!

     さて、その「面白い「これだけはしてはならない事!」」とは?

     それは次回!

     
    精神工学研究所願望実現DVDについて08


     前回まで
     するとホメオスタシス機能が、そのステイタス・クオに対して働いてしまい、なかなか「今私は貧乏である」という状況から逃れることができなくなるのです

     それを打破するために、とにかくがむしゃらにでも、自己認識とは違う自分を無理にでもつくり出そうとするのがこの「集中法」の原理となっています


     さて、その「集中法」ですが、面白い「これだけはしてはならない事」が書いてあります

     それはホメオスタシス機能の特性を知ると、本当に納得がいくことなのですが・・・・

     そういう部分からみても、「仙道帝財術入門」という本は、脳機能科学に叶った方法論であると思います!

     さて、その「面白い「これだけはしてはならない事!」」とは?

     それは次回!
     ここまで

     

     面白い「これだけはしてはならない事!」」とは?

     してはならない事があるということは、当然その理由が存在します

     理由がわかれば、おのずとその答えが見えてくるものです

     ところで、理由が存在するためには、あるいは理由を知るためには、その元になっている原理を知ることが近道です

     ですから、その原理を探すことにしましょう


     そうするとこの願望実現法の基本原理は「ステイタス・クオ(現状)に対してホメオスタシス機能が働いてしまい、「今私は貧乏である」という状況から逃れることができなくなっている」ことを破壊することです

     つまり生体の強力なホメオスタシス機能を、現状ではない部分に振り向ける必要がありました

     そのため、イメージを使う方法では「脳が現実と見間違うほどのリアルなイメージ」を持つ必要がある、というのはどの願望実現法でも言われていることです

     ところがここで紹介しています高藤式仙道願望実現法では、現実の一部(だけを)自分が実現したいイメージと同じにする方法です

     これはいってみると、(金持ちになりたいと願うなら)金持ちになった状態をイメージするのではなく、その状態を「実際の現実で」演技してみるという方法です

     現実で演技するというのは、苫米地英人博士の「脳を味方につける生き方」(三笠書房2009年7月初版)でも紹介されている方法と同じです

     しかも・・・・・!

     「脳を味方につける生き方」の37ページにある方法は、現実面の表面的な自分を演じる技術ですが、高藤方式はより高度であると私は考えています

     なぜなら「金持ちになりたい」と願うなら、「一瞬でも多額のお金が入ってくる状態をつくり出す」という方法だからです

     現実面の表面的な自分を演じるやり方では、どうしても「それを演じている自分」という意識が発生してしまいます

     私が「表面的」と表現するのは、このためです


     しかし現実に複数のアルバイトをこなすなど、「多額のお金が入ってくる状態をつくり出す」という方法では、「それを演じている自分」という意識が発生しにくいのです

     つまり、「これまではダメ男(女)だったという意識が抜けませんでしたが、現実面で必死に金を稼ぐ態度を経験することで、「俺(私)もやればできるじゃないか!」というふうに「意識が変化する」という効用が、高藤方式にはあります

     どうしても「それを演じている自分」という意識があるうちは、「こんな演技をやめたとたんに元の自分に戻ってしまう」という考えが抜けないのです

     それが「俺(私)もやればできるじゃないか!」と思える自分になることで、「現状は変えられる」と、本気で思うことができるようになれる部分が優れています


     そしてその自信あふれる態度を記憶することで、それは「本当にリアルな体験」として思いだすことが可能になります

     それは、「こんな演技をやめたとたんに元の自分に戻ってしまう」と考えるのとは、まったく違う自己意識をもたらすものです


     つまり「ステイタス・クオを本当に変更したい」なら、演技するのではなく、本気で「変えることができた自分を造る」ことの方が有効です

     そして「一瞬でも素晴らしい方向に変化したステイタス・クオ」に対して、強力なホメオスタシス機能が働くなら、それは本当に自分を変えてしまう力として働くことが確実です

     これが「原理」の話です


     では「してはならないこと」とは?

     それは「一瞬でも素晴らしい方向に変化したステイタス・クオ」に対して、強力なホメオスタシス機能が働くことを、妨害することです

     つまり・・・・!

     「金持ちなりたい」と複数のアルバイトをこなすなどして、「多額の収入がある状態」をせっかく創りだしたのに・・・・・・・!

     「ちょっとお金が入ってきた」と喜んで、「このぐらいなら贅沢してもいいだろう」「自分へのご褒美」などと言い訳をして、それを浪費すること

     これが絶対に「してはならないこと」なのです

     絶対にしてはならないどころか、むしろ普段以上にお金の出ることを恐れ、慎まなければなりません

     「そうしないと、この魔法は機能しなくなります」


     なぜなら「「ちょっとお金が入ってきた」と喜んで、「このぐらいなら贅沢してもいいだろう」「自分へのご褒美」などと言い訳をして、それを浪費すること」は、「典型的な貧乏人の考え方」だからです

     これはつまり「典型的な貧乏人」のステイタス・クオがあなたの頭のなかに存在していて、強力なホメオスタシス機能がそれに対して働く結果、「お金が入ってくる状態が気持ち悪い」ので、浪費したくなっているのです

     つまり、「金持ち脳の状態」と「典型的な貧乏人」のふたつのステイタス・クオがあなたの頭のなかに存在しているときは、「望ましいステイタス・クオ」に対して援護射撃しなければなりません

     そのためには、「自分へのご褒美」は慎まなければなりません

     「慎まなければ」ではなく、絶対に行ってはいけないのです

     そうしないとこの「魔法」は、使えなくなってしまいます

     
    精神工学研究所願望実現DVDについて09


     前回まで
     これはつまり「典型的な貧乏人」のステイタス・クオがあなたの頭のなかに存在していて、強力なホメオスタシス機能がそれに対して働く結果、「お金が入ってくる状態が気持ち悪い」ので、浪費したくなっているのです

     つまり、「金持ち脳の状態」と「典型的な貧乏人」のふたつのステイタス・クオがあなたの頭のなかに存在しているときは、「望ましいステイタス・クオ」に対して援護射撃しなければなりません

     そのためには、「自分へのご褒美」は慎まなければなりません
     ここまで


     前回の内容について、ご質問がありました

    >なるほど、今回はちょっと衝撃的。自分へのご褒美が貧乏根性だったとは!。
    >私が思うにこれはどの段階でご褒美をあげるかの問題のような気がしますがどう
    >でしょう?
    >金持ちを目指すとして月収が10万円増えた程度でご褒美をあげてしまうからダメ
    >で、20万の月収が1000万とかになったらというふうにご褒美をあげる目標を高く
    >持たないといけないということではないかと思います。

    私から
    問題はホメオスタシスが新しい自分に向くようにすることで、決まりはありません

    しいて言えば「自分のやりたくないこと」をあえてやるということです
    そしてこれは一時のことで、永久にそうというわけではありません


    しかし新しいステージに立てば、昔の習慣は消えます
    そういうことが平気でできるようになったとき、確かに自分は変わった!と思えるものです

    ギャンブルとかタバコとか、悪習を平気でやめることができるようになれるのです

     

     さて、前回まで高藤式願望実現法の一部について、説明しました

     これは仙道帝財術入門という本に紹介されていて、願望実現といいながら「お金が入ってくる方法」についてばかりなのですが、私が行った経緯を紹介していますのでご了承ください

     それでその高藤式願望実現法の一部である、「集中法」なのですが、「なんだ実際にこんな面倒くさいことしなくちゃならないのか?」というご意見が聞こえてきそうですね

     じつは仙道帝財術入門という本には、「引き寄せの法則」のような瞑想による方法もちゃんと紹介されています

     そこで今回から、瞑想による方法を解説したいと思います

     「瞑想による方法」といいましたが、正確には「強い変性意識状態下でのイメージング法」です

     さて例によって、苫米地博士もこのような方法論で、博士独自のやり方を発表されています

     博士独自の方法論の特徴は、ひとつは「抽象化」であり、もうひとつは「時間は未来から過去へ流れる」であると思います

     その苫米地博士の方法を簡単に紹介します


     それは普通の人の感覚として、博士とは逆に「時間は過去から未来へ流れる」があるのですが、これを打ち破らなければならないとしています

     なぜなら「意識」が「時間は過去から未来へ流れる」と認識していると、「過去の自分の行い」が「現在の自分」を造っているという感覚が発生します

     もっというと、「過去の記憶が造る自分という存在」に対して、ホメオスタシス機能が働くのです

     そのため「昨日の延長線上の自分」しか造ることができなくなると、いいます


     これを打破するためには、「時間は未来から過去へ流れる」ということを使います

     つまり、タイムラインという臨床心理療法の方法を応用して、「これまでの人生のストーリー」を一本の直線上に並べます

     これが「タイムライン」です

     そして「これまでの人生の記憶が造るタイムライン」とは、「まったく別のタイムライン」をイメージします

     これは過去の記憶が入っていないので、中にはなにもありません

     そしてその「パラレルワールドのタイムライン」の時間軸で未来の地点に、「自分の理想像」をイメージします

     そうしてその「未来の理想像しか要素が入っていないパラレルワールドのタイムライン」に対して、リアリティを感じるものです

     こうすると理論的には、(つまり「時間は未来から過去へ流れる」ので)「未来の理想像」にリアリティ(臨場感)を感じることができれば、それにホメオスタシスが働きます

     

     その結果、これまでの人生が造ってきたスコトーマが消えて、これまで思いもよらなかったアイデアが見えてくるというものです

     つまり苫米地方式の要は、「「未来の理想像」にリアリティ(臨場感)を感じること」なのです

     博士はそれには、「パラレルワールドのタイムライン」の時間軸上で行うことが肝心であると言っています


     さて、それでは既存の方法はどうかというと、これにはいろいろな方が発表しています

     仏教真言密教などにおいても、自分が成功している様子を瞑想下でありありとイメージすることで、それが現実化すると言っています

     これは仏教ですから、もともとは古代インドで開発されたものが、その起源です

     じつは仏教と言っていますが、本当はバラモン教にその起源があると言われています


     てすから日本にはこういう願望実現イメージング法は、古くから存在しています

     空海が真言密教を伝えてからでも、800年の歴史があります

     しかし近年このような方法論を日本で有名にしたのは、「ナポレオン・ヒル」博士であろうと思われます


     ナポレオン・ヒル ウイキペデアより抜粋

    バージニア州南西部のワイズ郡で生まれる。9歳の時に母が死去。

    1908年、新聞記者として世界の鉄鋼王アンドリュー・カーネギーにインタビューをした事をきっかけに、「20年間無償で500名以上の成功者の研究をして、成功哲学を体系化してくれないか」と頼まれる。 彼は「やらせてください」と即答、それから20年間苦悩の末、約束通り1928年に『頭を使って豊かになれる(思考は現実化する)』(Think and Grow Rich)を執筆する。

     

     ナポレオン・ヒル方式も、真言密教などにおいても、自分が成功している様子を瞑想下でありありとイメージすることもじつはよく似ています

     なぜ似ているかというと、ナポレオン・ヒル博士が参考にしたのは、古代インドで開発されたものだと言われているからです

     すなわち日本に古くからある方法も、近年ナポレオン・ヒル博士が開発した方法も、その起源は古代インドにあって同じなのです

     ですから、似ているのは当たり前です


     さて苫米地方式も、古くから伝わる方式も、近代に開発された方法も結果的に「未来の自分の理想像」をイメージするということでは、同じなのです

     ところがこの方法には「ある致命的な欠陥」が存在すると私は考えています

     「致命的な欠陥」とはなにか?

     それは次回!

     
    精神工学研究所願望実現DVDについて010

     前回まで

     さて苫米地方式も、古くから伝わる方式も、近代に開発された方法も結果的に「未来の自分の理想像」をイメージするということでは、同じなのです

     ところがこの方法には「ある致命的な欠陥」が存在します

     「致命的な欠陥」とはなにか?

    ここまで


     今回は「致命的な欠陥」のヒントについてです

     苫米地英人著「洗脳プロファイリング」2009年宝島社(共著)という本があります

     これは苫米地博士が、驚異的な超能力を発揮して、実際にあった未解決事件の犯人の性格や性別・年齢などを推定するというものです

     「驚異的な超能力」といいましたが、博士が己を無にして事件の起きた現場に立つことで、「犯人の持つ自我」になりきるという方法です

     おそらくこのようなことができるのは、苫米地英人以外にいないと思います

     さてこの「洗脳プロファイリング」の72ページから「ジョンベネちゃん殺人事件」の
    洗脳プロファイリングがあります

     その中で、苫米地博士は「この事件の犯人はジョンベネちゃんの母親以外にいない!」と語っています


     「ジョンベネちゃん殺人事件」とは、1996年に起きた殺人事件です

     被害者のジョンベネ・ラムジーは当時6歳で、アメリカ美少女コンテストの常連でした
     本によると、熱心な親の元でジョンベネちゃんは4歳にして、「整形手術」を受けたとされています

     そのロリータ的美少女(本当のロリータはもっと年上ですが)の殺人事件は、アメリカだけでなく全世界で有名になりました

     その結果、ジョンベネちゃんの両親のインタビューなども、たびたびテレビ放映されています

     その殺人事件を受けての両親のインタビューを見た苫米地博士によると、「母親は嘘をついているときの特有の顔の筋肉の使い方」をしていると言います

     人間の顔の筋肉は表情筋とも言われるぐらいですから、本人の精神状態を強く現します

     つまり口で嘘をつくことができても、無意識に本当のことは顔に現れるのです

     ですからベテランの刑事などはそういうことが非言語的に分かってくるので、「あいつはクロだ」などとわかるといいます


     さらに、苫米地博士は顔の筋肉はある程度訓練することでコントロールできるが、ウソがもろに現れるところがあるといいます

     それは眼球を動かす筋肉です

     眼球を動かす筋肉の神経と脳内で記憶を司る神経は、すぐ近くにあるため脳が記憶を探るときにどうしても眼球運動が起きてしまうと博士は言います

     つまりNLPで良く言われる「過去の映像記憶を思いだしている」時、眼球が左上に動くというものです

     あれは脳内で眼球を動かす神経と、記憶を司る脳の海馬が隣接しているための現象なのです

     しかし本人が嘘をついているときは、眼球が左上に動く運動は起きません

     NLPではこのような時は、眼球は水平運動をすることが多いと言われています

     つまり俗に言う「眼が泳ぐ」という現象が発生するのです


     苫米地博士はジョンベネちゃんの母親の記者会見を見るだけなのですが、「母親に同調すること」でこれを看破します

     そして母親のこの事件に関する能動的な関わりを強く感じると、言っています


     つまり「本人が嘘をついているときは、眼球が左上に動く運動は起きない」というのがヒントです

     問題とは、
    「未来の自分の理想像」をイメージする願望実現法があります

     ところがこの方法には「ある致命的な欠陥」が存在します

     「致命的な欠陥」とはなにか?

     これが問題でした


     「未来の自分の理想像をイメージする願望実現法」の問題点とは、「過去の映像記憶を思いだしている時、眼球が左上に動く」に関係があります

     それは何か?

     


     
    精神工学研究所願望実現DVDについて011

     前回まで

     さて苫米地方式も、古くから伝わる方式も、近代に開発された方法も結果的に「未来の自分の理想像」をイメージするということでは、同じなのです

     ところがこの方法には「ある致命的な欠陥」が存在します

     「致命的な欠陥」とはなにか?

     「未来の自分の理想像をイメージする願望実現法」の問題点とは、「過去の映像記憶を思いだしている時、眼球が左上に動く」に関係があります

     それは何か?

    ここまで


     刑事が取調室で、犯人に対して言います

     「おい、お前がやったのはわかっているんだ!

     そろそろ吐いちまったら、どうなんだ」

     犯人「・・・・・・・」

     刑事「ふーん、まだ喋らないってつもりか!

     まあいい

     それじゃあ、昨日の昼飯はなに喰ってたんだ?えーー!」


     ここで犯人(本当は被疑者)の眼が左上に動きます

     「えーっと、カツ丼かな?」

     その目の動きをを見て、刑事は思います

     「こいつは本当のことを言っている」

     刑事「じゃあ、そのカツ丼はどこのカツ丼なんだ?」

     犯人は目を左右に動かしなながら言います

     「えーっと、えーっと、来々軒」

     刑事「ウソをつくんじゃない!来々軒は昨日は休みだ!」


     なぜ本当のことを言うとき、目は左上を向くのか?

     それは眼の筋肉を動かす神経が、海馬の神経のすぐ側を通っているからでしたね

     なぜ嘘をつくとき、眼が左右に動くのか

     それは嘘をつくという行為は、記憶に無いことを喋ることなのです

     「記憶にないこと」を創るとは、それは創造的行為なのです

     つまり「嘘をつくということ」は、創造的行為、つまり「物語を創ること」と脳の働きにおいては同じことなのです

     ということは脳の働きからいうと、「本当のことを言うこと」は脳の海馬の神経を使って記憶を探ることです

     「嘘をつくということ」は、創造的行為ですからおもに前頭葉の働きによるものです

     ですから、「本当のことをいう」のと「嘘をつく」のでは、脳の使っている部分が違います

     ということは、自分で自分に嘘をつくことはできません

     なぜなら、脳の使っている部分が違いますから、その動きの違いを自分で分かってしまうために、嘘をついているのが自覚できてしまうためです


     ここまで書くと、鋭い方はお分かりだと思います

     これまでの願望実現方法のイメージによる方法とは、「変性意識下で自分が成功しているイメージを実際に経験したかのようなリアルさで感じる」ものでした

     ところが、「自分が成功している(将来の)イメージ」は、記憶のなかにありません

     つまり海馬の働きによっては、そのようなイメージを創り出すことは不可能なんです

     ということは、「自分が成功している(将来の)イメージ」は、想像によってつくり出す必要があることがわかります

     これ以外に方法はありません

     記憶のなかにないのですから、これ以外に方法はありません

     苫米地方式においても、この部分は同じです

     そうすると、これは結果的に「嘘をつくときの脳の部分」と「自分が成功している(将来の)イメージ」は、想像によってつくり出すので、同じです

     つまり脳は、「自分が成功している(将来の)イメージ」は、「嘘だと知って自分に嘘をついている」のと同じ状態になります


     ということは、「脳の使っている部分が違いますから、その動きの違いを自分で分かってしまうために、嘘をついているのが自覚できてしまう」のです

     これでは、自分の想像に対して「現実に経験したかのようなリアルさを感じる」ことは不可能です

     ところが、願望実現イメージング方法の肝心なところは、「現実に経験したかのようなリアルさを感じる」ことなのです

     ところが本人が想像で創ったことは、「嘘をついているのが自覚できてしまう」のです
    から、「現実に経験したかのようなリアルさを感じる」ことは不可能です

     これが願望実現イメージング方法における「避けがたい問題点」なのです

     脳の使う部分が違うことが自覚できるという、決定的な問題点なのです

     これを防ぐことができなければ、「現実に経験したかのようなリアルさを感じる」ことはできません


     では「普通の願望実現イメージング方法」は、どうやってこれを解消しようとしているのでしょう?

     「普通の願望実現イメージング方法」では、成功できなかったというご意見がときどき聞こえてくるのは先に述べた部分が大きかったのです

     なぜかというと、「嘘をつくときの脳の部分」と「自分が成功している(将来の)イメージ」は同じということに対する配慮がなかったためです

     しかし、これが長く願望実現法の中心として君臨してきたのは、ある程度この方法でもリアルさをかもし出すことが出来たためでした

     その方法とは?

     
    精神工学研究所願望実現DVDについて012
     前回まで
     これが願望実現イメージング方法における「避けがたい問題点」なのです

     脳の使う部分が違うことが自覚できるという、決定的な問題点なのです

     これを防ぐことができなければ、「現実に経験したかのようなリアルさを感じる」ことはできません

     では「普通の願望実現イメージング方法」は、どうやってこれを解消しようとしているのでしょう?

     「普通の願望実現イメージング方法」では、成功できなかったというご意見がときどき聞こえてくるのは、先に述べた部分が大きかったのです

     なぜかというと、「嘘をつくときの脳の部分」と「自分が成功している(将来の)イメージ」は同じ、ということに対する配慮がなかったためです

     しかし、これが長く願望実現法の中心として君臨してきたのは、ある程度この方法でもリアルさを、かもし出すことが出来たためでした

     その方法とは?
    ここまで


     「普通の願望実現イメージング方法」はなかなか成功しませんでした

     その訳は、「将来の願望実現イメージング」は「自分に嘘をつく」という、不可能な行為だったからでした

     しかし、それに成功したという報告もありました

     私は「とてつもなく深い変性意識を生成する方法(PDF版)」の冒頭で、「素質の問題」をとりあげています

     つまり深い変性意識を生成するのに、よく見かけるのは呼吸法を使うものですが、それではなかなか変性意識を実現できないのです

     初心者は呼吸法だけでは、なかなか変性意識になれないので、長いトレーニングが必要でした

     ところが中には、呼吸法だけですぐに変性意識に入れた人もいます

     これは催眠術も似たような事情があって、例えば自己催眠のトレーニングをしたらすぐに催眠状態に入ったという人がときどきいます

     もともと催眠状態は変性意識のことなので、この二つは同じことを言っています

     問題は「催眠状態にもともと入りやすい特殊な人」がすぐに変性意識になれることを、「普通の人もそうであるかのよう」に宣伝することです

     本当は「普通の人」が呼吸法だけで、変性意識になるには長いトレーニングが必要です


     「普通の願望実現イメージング方法」も、似たような宣伝が行われているのです

     願望実現イメージングを行ったら、すぐに願望が叶ったと言う人がいます

     しかしそのような人には、特殊な事情が存在したのです

     それはなにか?


     その答えを探るには、「なぜ願望実現イメージングを行って」も、望む未来が訪れにくいのか?について説明します

     その答えは現状の自分(ステイタス・クオ)に、ホメオスタシス機能が働くためでしたね!

     つまりこれまでの人生が造ってきた記憶に基づく「自分」が、脳内(内部表現)に存在します

     苫米地式にいうと、これが「自我」です

     その自我が現状(ステイタス・クオ)を造るため、これにホメオスタシス機能が働くのです

     たとえば年収350万円というステイタス・クオが内部表現にできてしまうと、これにホメオスタシス機能が働くのです

     ホメオスタシス機能は一方で、コンフォート・ゾーンを造ります

     コンフォート・ゾーンとは「ここに居れば快適」と感じる空間のことですが、人間の場合、これが抽象空間にも広がって存在します

     つまり年収350万円というステイタス・クオが内部表現にできてしまうと、それが「「ここに居れば快適」と感じる空間になるのです

     願望実現法で年収1千万円とか思っている自分のなかに、年収350万円が「ここに居れば快適」と感じる空間になっているとは信じがたいことです

     しかしその証拠に、年収350万円を上回りそうな臨時収入があったときに、ギャンブルやちょっと豪華な食事や旅行でそれを浪費したいという誘惑に勝てない人が多いのです

     これはコンフォート・ゾーンが年収350万円になっているので、その年収に留まろうとするホメオスタシスの現れです

     

     人生の成功局面で大きな失敗をしてしまう傾向のある人は、じつはコンフォート・ゾーンに留まりたい人なのです

     そういう傾向のある人は、年収350万円が快適であるという感じ方が「自分の中にある」ということを見つめることから行わねばなりません


     そうしないと「成功局面で大きな失敗を繰り返す」結果になり、「自分はダメ人間だ!」と自分を責めることになることが多いのです

     まず「本当の自分」、つまり「自分のコンフォート・ゾーン」を知ることから始めなければなりません

     表面意識では金持ちになりたいと思っていても、「コンフォート・ゾーンでは貧乏がいい」と思っている人の特徴は、「金持ちになることをイメージ出来たとき、恐れの感情」が芽生える人なのです

     そういう「恐れ」があるときは、まずそれを解消しなければ「コンフォート・ゾーン」の変更はなかなかできないのです


     繰り返しになりますが、そうしないと「成功局面で大きな失敗を繰り返す」結果になります

     たとえば会社での昇進がかかるような大事な会議になぜか遅刻したり、書類を忘れたりする人がこういう人です

     表面意識だけで金持ちになりたいと、思っている人なのです


     ですから「金持ちになることをイメージ出来たとき、恐れの感情」が芽生える人は、変性意識下でそういうイメージトレーニングを行います

     そして「恐怖の感情が発生すること」を自覚して、筋肉の緊張をとるなどしてその感情を消すトレーニングが必要になります


     ということは、冒頭の質問の答えがこれで見えてきました

     冒頭の質問とは、「願望実現イメージングを行ったら、すぐに願望が叶ったと言う人」がなぜか存在するということでしたね!

     その答えは「コンフォート・ゾーン」、または「ホメオスタシス」にありました

     以下、次号!

     
    精神工学研究所願望実現DVDについて013
     前回まで
     ですから「金持ちになることをイメージ出来たとき、恐れの感情」が芽生える人は、変性意識下でそういうイメージトレーニングを行います

     そして「恐怖の感情が発生すること」を自覚して、筋肉の緊張をとるなどしてその感情を消すトレーニングが必要になります


     ということは、冒頭の質問の答えがこれで見えてきました

     冒頭の質問とは、「願望実現イメージングを行ったら、すぐに願望が叶ったと言う人」がなぜか存在するということでしたね!

     その答えは「コンフォート・ゾーン」、または「ホメオスタシス」にありました
    ここまで


     前回のお答えです

     あるところに暴力団の組長の息子がいたとします

     その息子が20歳になったときに、父親である暴力団組長に呼ばれて・・・・

     「もうお前も一人前になった・・・わしの後を継ぐ日も近い

     ついては、箔をつけるために、恐喝でもなんでもして刑務所に一度入ってこい!」

     こういわれた「素直な跡継ぎ息子」は、めでたく?刑務所に入ります

     ところで「箔を付けるため」だけに息子は刑務所に入ったのですから、本当は早く出所したいと思っています

     刑務所はコンフォート・ゾーンではないのです

     そこで暴力団の関係者であることも隠して、新入りいじめにもじっと耐えて、その跡取り息子は「出所したい」という一念だけで刑務所生活を過ごすとします

     これが、「前回の答え」です

     もちろん例え話ですが


     願望実現法を行っても多くの人はなかなか願いが叶わないのですが、一部の人はすぐに実現します

     なかなか願いが叶わない原因は、現状(ステイタス・クオ)に対して、ホメオスタシスが働くためでした

     内部表現に自我があって、それがステイタス・クオを造っている時に、ホメオスタシスが強力に現状を維持しようとするので、願望実現が出来なかったのです

     つまり「願いが叶う」とは、「ある意味で現実を破壊すること」なのです


     ところで「刑務所に入っている跡取り息子」の現状を見てください

     「現実」には、刑務所で日々の暮らしを過ごしているわけで、その意味では他の受刑者と変わりはありません

     しかし、心の中では「俺は本当は組長の息子で、こんな所にいるのは修行のためだ!」と思っています

     そして刑務所からでたら、豪華な暮らしができることに対して、リアリティを持つことができます

     つまり、「現状(ステイタス・クオ)に対して、ホメオスタシスが働く」ことが、「現実を破壊すること」ができない原因でした

     ということは、実際に生きている「その現実」とステイタス・クオが、この組長の息子は違っているのです

     心の中の「組長の息子の暮らし」が、ステイタス・クオなのです

     現実的に生きている刑務所の暮らしは、「仮の姿」なのです

     そうすると現実的にはそこが生きている場所だけれど、刑務所は「仮の姿」なので、そこにステイタス・クオはないので、ホメオスタシスが働かないのです


     日本史上で最大の出世をした人物は、堺屋太一氏によれば豊臣秀吉だそうです

     尾張の貧農の子供として生まれた秀吉ですが、遂には摂政関白という当時の最高の地位に登りつめます

     この貧農の子供であった頃の秀吉には恐らく「わしはこんな所で終わるような男ではない!」という、猛烈な上昇指向があったとみて間違いありません

     もし当時の秀吉が他の貧農の子供と同じように、「どうせ水呑み百姓の伜はどんなにあがいても無駄だ」という思いがあったとしたら、こんな出世は出来なかったとみて間違いありません

     つまり当時の秀吉にとって、自分を取り巻く環境は仮の姿のように見えていたのです

     ちょうど刑務所に修行のために入った組長の息子のように、自分の周りの環境が感じられたに違いありません

     そのために自分の周りの環境に、ホメオスタシスが働かなかったのです

     ということは秀吉にとってすごく貧しい農家に生まれたことは、むしろ幸いだったのかもしれません

     あまりに酷い環境であったがために、「ここから絶対這い上がる」という強いモチベーションになったからです

     あまりに酷い環境であったがために、現状に対して親和的態度が持てなかったことが幸運だったのです

     これがある程度の環境、つまりぬるま湯的なものであったなら、ホメオスタシスが働いてしまったことが大いに考えられます

     あなたがはい上がれずにいるとしたら、ぬるま湯的なものに親和的態度を持っていることを疑うべきかもしれませんね


     つまり、つまり、「自分はこんな所で終わるような男(女)ではない!」という心情を持つものには、その人の「環境が仮の姿に思える」のです

     そういう精神構造を持つ人には、現実環境に対してホメオスタシスが働きません

     そして、そういう精神構造を持つ人は、多くがとてもエネルギッシュな人です

     なぜなら心の中のステイタス・クオと現実との間にギャップが存在するので、ホメオスタシスがそれを埋めようと働くからです


     こうしてみると、たとえばホンダ自動車の本田宗一郎であるとか、パナソニックの松下幸之助は、そういうタイプの人間であったと想像できます

     なぜか生まれつきに、現状に対して親和的態度が持てない精神構造を持った人物だったのです

     こういう人物は、願望実現法など行わなくても成功する確率が非常に高くなります

     なぜなら現状に満足ができないので、失敗してもそれがまた「満足できない現実」となるからです

     ホメオスタシスの働きにより、「満足できない現実」からの脱出に、とてつもないエネルギーを発揮できるからです

     つまり「立志伝中の人物」は、もともと「願望実現を行った後の精神構造」を持った人であったと考えられます


     ここで近代の願望実現法でもっとも有名な一人である、ナポレオン・ヒルの方法論について考えてみます

     そうすると、「意外な真実」が浮かび上がってきます

     「意外な真実」とはなにか?

     それが普通の人が願望実現法を行っても、なかなか叶わない原因だったのです

     それはなにか?次回に乞ご期待!

     
    精神工学研究所願望実現DVDについて014
     前回まで
     こういう人物は、願望実現法など行わなくても成功する確率が非常に高くなります

     なぜなら現状に満足ができないので、失敗してもそれがまた「満足できない現実」となるからです

     ホメオスタシスの働きにより、「満足できない現実」からの脱出に、とてつもないエネルギーを発揮できるからです

     つまり「立志伝中の人物」は、もともと「願望実現を行った後の精神構造」を持った人であったと考えられます


     ここで近代の願望実現法でもっとも有名な一人である、ナポレオン・ヒルの方法論について考えてみます

     そうすると、「意外な真実」が浮かび上がってきます

     「意外な真実」とはなにか?

     それが普通の人が願望実現法を行っても、なかなか叶わない原因だったのです
    ここまで


     ここでナポレオン・ヒルがその方法論を編み出すまでの経歴について、もう一度掲載します

     ナポレオン・ヒル ウイキペデアより抜粋

    バージニア州南西部のワイズ郡で生まれる。9歳の時に母が死去。

    1908年、新聞記者として世界の鉄鋼王アンドリュー・カーネギーにインタビューをした事をきっかけに、「20年間無償で500名以上の成功者の研究をして、成功哲学を体系化してくれないか」と頼まれる。 彼は「やらせてください」と即答、それから20年間苦悩の末、約束通り1928年に『頭を使って豊かになれる(思考は現実化する)』(Think and Grow Rich)を執筆する。

     

     すなわち、ナポレオン・ヒルは鉄鋼王カーネギーに依頼されて、「これまで金持ちになった人物の精神構造について調査した」ことが、始まりだったのです

     そしてその精神構造を持つに至った半生を再現することが、ナポレオン・ヒルの方法論だったというわけです

     瞑想法をそれに使ったのは、古代インドの方法をナポレオン・ヒルが応用したためでした


     すると、です!

     ナポレオン・ヒルは鉄鋼王カーネギーに依頼されて、「これまで金持ちになった人物」を調査したのですが、そのような人物とはまさに「立志伝中の人物」なわけです

     そうすると前回書いたように、「こういう人物は、願望実現法など行わなくても成功する確率が非常に高くなっている」のです

     なぜなら「もともと現状に満足していない特殊な精神構造」をしているからです

     その「特殊な精神構造」が、リアルな現実を本人のステイタス・クオとして、捕らえられない精神構造を造ります

     その結果、リアルな現実に対して、ホメオスタシスが働きにくい人となっています

     そのような構造の副作用として、「とてもエネルギッシュ」な性質を持つのです


     つまりこういう「特殊な精神構造」は、放っておいても成功するような人生に、自動的になってしまいます

     なぜなら「現状に満足ができないので、失敗してもそれがまた「満足できない現実」となる」からです

     失敗にめげない性質で、しかも「とてもエネルギッシュ」な性質を持っています


     こういう人物と、我々「普通の人間」を比較するには、もともと無理があるのではない
    でしょうか?

     これがナポレオン・ヒルの方法論を行っても、大量の挫折する人間と、ごく一部の成功する者とを生み出してきた理由ではないかと考えています


     私だけでなく、こういう風に感じる方はいるようで、下のようなご感想をいただいています(再掲)

    >とてつもなく〜は、私の想いと重なる部分が多くありました。
    >冒頭の話などは私と全く同じ思いを持っている人がいたのかと少々感激いたしま
    >した。
    >結局素質のある人がやり方を教わって花をさかせる、そして本を書いて”この方
    >法は素晴らしい!”となる。同じ事をしても多くの人はうまくいかないが、ごく
    >一部のうまくいった人が宣伝する。もはや商品の販売パターンのひとつです。
    >素質のある人、才能のある人はそれらが無い人が何がわからないのかわからない。
    >ので、教えることができない。才能のある人には”やり方、方法”を教えるだけ
    >で伝わるので教わるスタートラインがある意味すでに成功した人となる。
    >その点をとてつもなく〜はとてつもなくスタートラインの低い、簡単な、それで
    >いて重要な部分から記載されているので下手に高いセミナーに行くよりぜんぜん
    >良いです。

     

     ところで、苫米地博士もじつは「特殊な人物」です

     洗脳原論などの著書を読むと、「生まれつき光に対する共感覚を持っていた」とあります

     学校の授業中に好きな先生の口からでる言葉が、丸い色とりどりの光に見えたと言っています

     このような性質を生まれつき持っている人であるなら、気功の訓練・イメージトレーニングですぐに消えるような(か弱い)映像しか見ることのできない者の苦労を、分かるほうが難しいのではないでしょうか?

     しかも「本人がおぼっちゃんである」と言うように、「成功した人物」のモデルに事欠かない環境で生まれ育っています

     つまりナポレオン・ヒルが調査したような「立志伝中の人物」に囲まれたような中で、子供時代を過ごしています

     そして本人は生まれつき特殊な能力を持つために、ホメオスタシス同調が簡単にできたのです

     そうすると、「立志伝中の人物」に囲まれたような環境でホメオスタシス同調が行えるなら、本人が「成功する性質」を獲得することは容易です

     容易というより、「そうならない方が無理」と言ったほうが正確だと思います


     さて、・・・・・・・!

     上の文章には、じつは大切な指摘がありました

     ここまで読んで、それに気づいている方はかなり分かってきています

     「大切な指摘」とはなにか?

     以下、次号

     
    精神工学研究所願望実現DVDについて015

     前回まで
     しかも「本人がおぼっちゃんである」と言うように、「成功した人物」のモデルに事欠かない環境で生まれ育っています

     つまりナポレオン・ヒルが調査したような「立志伝中の人物」に囲まれたような中で、子供時代を過ごしています

     そして本人は生まれつき特殊な能力を持つために、ホメオスタシス同調が簡単にできたのです

     そうすると、「立志伝中の人物」に囲まれたような環境でホメオスタシス同調が行えるなら、本人が「成功する性質」を獲得することは容易です

     容易というより、「そうならない方が無理」と言ったほうが正確だと思います


     さて、・・・・・・・!

     上の文章には、じつは大切な指摘がありました

     ここまで読んで、それに気づいている方はかなり分かってきています

     「大切な指摘」とはなにか?
    ここまで


     「大切な指摘」とは?今回はズバリ回答をします

     それは「普通の人は苫米地英人博士とは正反対の環境」で、ホメオスタシス同調が起きるということです

     苫米地博士はその生まれつきの特殊能力でホメオスタシス同調を起こしているといいましたが、じつは普通の人でもホメオスタシス同調は発生します

     これは単に一緒に長く住んでいるというだけで、呼吸や脈拍周期が一致することが分かっています

     苫米地博士の本でよく紹介されているのは、大学の女子寮では生理周期が一致するという例です

     すると「一緒に住む家族ではホメオスタシス同調が必ず発生します」

     特に幼児期の子供は、ただでさえ親に影響を受けるのですから、ホメオスタシス同調による効果は大きくその子供の性格形成に影響します

     簡単にいうと、本人が思う以上に親の性格が移るのです

     そしてホメオスタシスの影響は、表面的な性格だけでなく呼吸や脈拍周期が一致することが分かるように、体の隅々にまで影響されます

     当然「ステイタス・クオ」も影響されます

     つまり幼児の「ステイタス・クオ」は、親の現状認識が反映されてできあがると考えて間違いありません


     ところで普通、結婚して子供を初めて持つ年齢でいうと30歳前後が多いと考えられます

     この時の親の年収は、あまり多くないのが普通です

     かりに「年収350万円」とします

     そうすると、そういうサラリーマン家庭に育ったような人物の性質は、幼いころの親の現状認識が反映されてできあがると考えられます

     するとこの「サラリーマン家庭に育ったような人物」の基本的なステイタス・クオは、「年収350万円」になってしまうのです


     この結果、「サラリーマン家庭に育ったような人物」の「年収350万円」というステイタス・クオに対して、ホメオスタシスが働きます

     そうすると前回説明したように、「年収350万円」という現状を維持しようとホメオスタシスが強力に働きます

     つまり本人は表面意識では「お金持ちになりたい」と考えていても、深層意識では「年収350万円ぐらいが快適だ」と感じていることが往々にしてあるのです

     こういう心理構造を持ってしまうと、説明したような「大切な会議の前に遅刻したり、大切な書類を忘れたりする」ようなことが発生します

     それは本人の深層意識が、本当は出世を望んでいないからなのです

     深層意識では「年収350万円ぐらいが快適だ」と感じていることが原因なのです

     私は親が木こりをしていたような生まれなので、「サラリーマン家庭に育ったような人物」の「年収350万円」というステイタス・クオに近かったと感じています

     そしてこういうことが分かって、たとえば昔の同級生を見るとこれまで普通であったことが、意外な真実が潜んでいたことが見えてきます

     どういうことかというと、「サラリーマン家庭に育ったような人物」の「年収350万円」というステイタス・クオを持っている同級生が、「こいつはそんな奴だ!」と分かるということです

     おそらくそんな同級生なら、「大切な会議の前に遅刻したり、大切な書類を忘れたりする」ようなミスをすることが、容易に想像できるのです


     それに対して親が商売をしているような、例えば商店の伜であるような子供時代を送った者は、違います

     商売に対するセンスを生まれつき持っているように、感じます

     そういう「親が商売をしているようなステイタス・クオ」をホメオスタシス同調で授かった者は、元々「客が自分に対してお金を支払うのは当然のことだ!」という深層意識を持つのです

     ところが(かつて私には感じられたのですが、)、「自分が造った(あるいは販売している)商品にこんな値段を付けて売っても良いのだろうか?」という罪悪感が発生します


     すなわちなにか商売を始めたとき、「サラリーマン家庭に育ったような人物」は商品を売って他人のお金を自分のお金にしたとき、うれしい気持ちとともに罪悪感を感じてしまうのです

     さらに「予想以上に商品が売れてしまったとき」には、とても不安な気持ちになることが不思議にあるのです

     なぜかというと、それはコンフォート・ゾーンを離れることだからです

     コンフォート・ゾーンを離れたと意識(深層意識も含めて)が感じると、ホメオスタシスが働いてステイタス・クオに現実を引き戻そうとしてしまいます

     これが、「サラリーマン家庭に育ったような人物」が事業を興したとき、予想以上に商品が売れてしまったときに感じる「とても不安な気持ち」の正体なのです

     「とても不安な気持ち」ですから、そういう状態は「幸せ」ではないのです、本人にとって!


     それに対して親が商売をしているような、例えば商店の伜であるような子供時代を送った者は、違います

     商売に対するセンスを生まれつき持っているというのは、そういう意味です

     元々「客が自分に対してお金を支払うのは当然のことだ!」という深層意識を親から引き継いでいるので、商品が売れてしまったときに「とても不安な気持ち」になったりはしません

     つまり、「とても幸せな気持ち」になることができるのです


     これを解消するには、私は単純に「将来の成功イメージをリアルに持つ」だけではダメだと考えました

     そのため、一度過去へ行く必要があると思います

     「親から引き継いでしまった悪しきホメオスタシス同調効果」を、認識する必要があるのです

     そんな方法が簡単にできるのでしょうか?

     それは次回に!


     
    精神工学研究所願望実現DVDについて016

     前回まで
     商売に対するセンスを生まれつき持っているというのは、そういう意味です

     元々「客が自分に対してお金を支払うのは当然のことだ!」という深層意識を親から引き継いでいるので、商品が売れてしまったときに「とても不安な気持ち」になったりはしません

     つまり、「とても幸せな気持ち」になることができるのです


     これを解消するには、私は単純に「将来の成功イメージをリアルに持つ」だけではダメだと考えました

     そのため、一度過去へ行く必要があると思ったのです

     「親から引き継いでしまった悪しきホメオスタシス同調効果」を、認識する必要があるのです

     そんな方法が簡単にできるのでしょうか?

     それは次回に!
    ここまで


     一度過去へ行くことは、じつは簡単です!

     退行催眠をかければ、よいのです

     私が式神デイフェンスの最後のDVDで紹介している方法も、その一つです


     退行催眠とは、じつは「深ーく、深ーく、昔を思いだすだけ」なのです

     自分の記憶を探ることなので、「普通の人間」であるなら誰でもできます


     今ここで眼を閉じてください!

     そして「初恋の人を思いだしてください!」

     これができた人なら、退行催眠とは、じつは「深ーく、深ーく、昔を思いだすだけ」なので、簡単にできます

     問題はそれをリアルに感じて「思いだす」という作業です


     そのために私は、触感を使って思いだすという退行催眠の手法を造りました

     じつは「触感を使って思いだす」というのは、気功が得意とする分野なのです

     気の感覚を練習することは、私が式神デイフェンスの最初のDVDで紹介している方法を行えば簡単にできます


     あの感覚にちょっと慣れていれば、触感を使って思いだすという退行催眠が行えます

     難しくはありません

     「初恋の人の顔」「初恋の人の名前」を思いだすことができる人であるなら、簡単にできてしまいます

     これができるなら、退行催眠の手法を使って記憶のなかの(懐かしい)初恋の人に会いにいくことができるようになれます

     しかもその記憶は、リアルに感じて「思いだす」という作業なのです

     なぜ「触感」がリアルなのか?


     あなたが若い男性であって、彼女と初めてベッドを共にするという非常に好ましい事件が起きたと想像してください

     それはとても(口では現せないような)エロチックな場面だと、思いっきり想像してください

     ところが、・・・・・・・・・!?


    やかましい母ちゃんの大声で、その場面は吹き飛んでしまいます

     「あ〜あ!なんだ夢かよ」

     残念でした


     ところが、もう一度

     あなたが若い男性であって、彼女と初めてベッドを共に・・・・・(以下同文)

     彼女が言います「恥ずかしいから、電気を消して!」

     その後の営みは真っ暗な中で、進行していったと思いっきり想像してください

     とうぜんあなたには、その思い出のビジュアルな記憶はありません

     しかし「ビジュアルな記憶」がないからといって、それが夢幻であったとあなたは勘違いすることがあるでしょうか?


     その反対に「ありありとしたビジュアルな記憶」だとして、「ひょっとしてあれは夢だったのか?」と疑うことは考えられないでしょうか?


     つまり世間一般には願望実現のイメージング方法として、ビジュアルイメージを大切にするということがあります

     しかし、「ビジュアルな記憶」だとしても「それが夢」のように幻に感じられることは多いのです


     ところが「恥ずかしいから、電気を消して!」だとしても、触感を伴う記憶は忘れがたいものです

     つまり本当はこちらの方が「リアルな記憶」になることが多いものです

     本当にリアルな体験には「体感」が伴うからです

     そうでなければ、映画を見たものは現実だと勘違いする者が続出している筈です


     さらに、「もし「ビジュアルな記憶」を持つことで、それがリアルであるならすべて願望実現する」なら、「布団の中でみる夢」は全部実現しなければなりません

     しかし現実はそうではありませんね

     ところが、「布団の中でみる夢」はリアルで現実と勘違いするようなものです

     これから考えても、リアルで現実と勘違いするような「ビジュアルな映像」が、ただちに願望実現に結びつくものではないことがわかります


     少々話が外れましたが、とにかく「触感を伴う記憶は忘れがたく」「リアルな記憶」になることができるのです


     すなわち、「退行催眠下」で「触感を伴う記憶」を思いだすことで、「初恋の人」や「恥ずかしいから、電気を消して!」を再体験することができます

     では過去を体験して、それを認識するとどうなるか?

     そういう体験があなたをどう変えてしまうのか?

     それは次回に!

     
    精神工学研究所願望実現DVDについて017

     前回まで
     少々話が外れましたが、とにかく「触感を伴う記憶は忘れがたく」「リアルな記憶」になることができるのです


     すなわち、「退行催眠下」で「触感を伴う記憶」を思いだすことで、「初恋の人」や「恥ずかしいから、電気を消して!」を再体験することができます

     では過去を体験して、それを認識するとどうなるか?

     そういう体験があなたをどう変えてしまうのか?
    ここまで

     

     「そういう体験があなたをどう変えてしまうのか?」ですが、簡単にいうと「あなたは頭が良くなります」

     また一方で、「あなたは誰に会っても不安な気持ちになったりせず、いつも自信満々になれます」

     「自信満々」というのは、テレビで見かける苫米地英人博士を見るとあんな感じと分かると思います

     ただ「傲慢な感じ」がでるかどうかは、本人の好みです


     なぜ過去を追体験すると、「あなたは頭が良くなります」であり、かつ「あなたは誰に会っても不安な気持ちになったりせず、いつも自信満々になれます」なのか?

     それは・・・・・・!

     「スコトーマ」が消えるから、なのです

     今回の内容は「願望実現DVD」に収録されている内容から、一部紹介します


     それは「スコトーマとはなにか?」という、解説です

     もともと人間の脳内には膨大な知識が眠っています

     ところが「ステイタス・クオ」があり、それに「ホメオスタシス」機能が働くことにより、現状維持を行います

     現状維持しようとするその状態が、「コンフォート・ゾーン」となります

     それで、「コンフォート・ゾーン」にあなたを閉じ込めようと、「ホメオスタシス」機能が働くやり方が、「脳内の膨大な知識を活用できなくする」ことなのです

     その結果、「あなたの脳内には膨大な知識」があるにもかかわらず、「その一部しか活用できない」という、まことにもったいない事態が発生します

     このような、膨大な知識を一部しか活用できないことが、すなわち「スコトーマ」です

     つまり今この瞬間に「スコトーマ」が消えるなら、あなたは今手持ちの知識だけで「年収1億円」とかそういうことが実現できます

     実現できるようになります!

     願望実現法には、他に色々な効能がうたわれていますが、なかには科学的に見て怪しいものも少なからず存在します

     しかし「「あなたの脳内には膨大な知識」があるにもかかわらず、「その一部しか活用できない」という、まことにもったいない事態がある」のです

     ですから「手持ちの知識だけをすべて活用する」することで、「願望実現」ができるということは「かなり科学的に信憑性が高い」と感じていただけるのではないかと思います


     そこで今回は、特に「スコトーマが消える」ことについて解説します

     結論から言いましょう!

     「スコトーマとは動物の本能です!」

     あるいは「猿の本能」と言ってもよいでしょう

     もともと「ホメオスタシス」機能は生物が必ず持つ機能ですから、それに動物の本能である「スコトーマ」が関与していても不思議なことではありません


     人類は750万年ぐらい昔、アフリカのジャングルで暮らす猿でした

     その猿は日本猿やチンパンジーのような、群れで暮らしていたと考えられています


     で、考えてください!

     ある猿の群れがあり、その隣には他の猿の群れがあります

     こうなると、当然動物の世界には「縄張り」が生まれます

     動物の世界は調和の世界ですから、隣接する「縄張り」があって、その猿の群れたちが暮らしていたのです

     ところがここに「織田信長」のようなボス猿が現れたと、考えてください

     その「信長」猿は、「自分の群れのメンバーが幸せになるには、どうしたら良いだろうか?」と考えたとします

     そうして「自分の群れのメンバーが幸せになるには、食べ物が豊富にあって餓死しないことが一番」だという結論になったとします

     「食べ物が豊富にあって餓死しない」ためには豊富な餌になる(バナナとか)の木が必要になります

     そのためには「縄張りをもっと大きくする必要」があることに、気がつきます

     こうして「信長」猿は、「自分の群れのメンバーが幸せになるため」に、隣接する猿の「縄張り」を攻撃することになります

     こういう事態が発生すると隣接する猿の群れは、「織田信長」のようなボス猿ではありません

     つまり攻撃に備えていないので、簡単にやられてしまうことになります

     こうなると、「信長」猿はさらに「縄張りをもっと大きくする必要」のために次々と他の猿の縄張りを攻撃していきます

     人間の世界ならよくありそうなことなので、状況はすぐに理解できる思います


     しかしこのような状況を、ジャングルの生態系から見たら、どう見えるかと想像してください

     同じ猿の種類どおしで戦いに明け暮れることは、たとえば豹のような動物から見れば、これはその猿を捕食する機会が増えることを意味します

     つまりジャングルのような環境では、「その猿の社会全体」から考えると、縄張りを越えて戦いあうことは、種族全体の反映を意味しません

     「信長」猿はさらに「縄張りをもっと大きくする必要」のために次々と他の猿の縄張りを攻撃していくことは、「信長」猿の群れにとっては好都合なことです

     しかしその猿の種族全体の繁栄から考えると、むしろ種族の衰退に近づくことなのです

     なぜなら隙が増えることで、豹のような動物から捕食される機会が増えることだからです

     その結果、「信長」猿のような猿が生まれた猿の種類は、長い期間で考えると滅びたと思われます(これは経済学の「総合の誤謬とおなじものです)


     すると生き延びた猿の種類には、「信長」猿のような猿が生まれることを防ぐ仕組みができたと考えて間違いありません!


     つまり、
     「信長」猿のような猿が生まれることを防ぐ本能が、現在居る猿には存在します

     なぜなら「信長」猿のような猿が生まれた猿は、滅びたからです


     これがどういう本能かというと、「自分の縄張りを越えることを出来なくする本能」であったと考えて間違いありません

     さらにいうとその猿が「「自分の縄張りを越えようとすると「とても不安な気持ち」になる」ことが起きるように「進化」したのです

     さて人間でも、猿でも同じですが、「とても不安な気持ち」のときにはいい考えは浮かぶことが少ないです

     反対にリラックスできる環境にあるときに、いい考えは浮かびます

     言い換えると、「とても不安な気持ち」のときにはIQが低下するのです

     同じ人間(または猿)であっても、環境によりそのIQは変化します

     つまり「コンフォート・ゾーン」に居ると感じられると、IQは高くなると考えられます


     このような猿から、人間は進化してきました

     その結果、「自分の縄張りを越えることが出来なくなる猿の本能」を、人間も持っています

     

     さて人間はというか、人類は、「抽象空間も思考の範囲とする能力」を手に入れました


     そしてその「抽象思考をも含む思考空間」を、「内部表現」と呼んでいます

     「とてつもなく深い変性意識を生成する方法PDF版」に書きましたが、「内部表現」の起源は「猿の脳内地図」にあります

     つまりジャングルに住む猿が、その環境を把握するために「脳内地図」を創りました

     人類は進化の過程でその「脳内地図」の適応分野を拡大して、「抽象思考をも含む思考空間」にしました

     つまり「内部表現」はもともと、地図なのです

     地図ですから、「世界」を書き込んであって、そこに「自分の縄張り」があります

     長くなりそうなので、簡単にいいます(詳しくはDVDで解説しています)


     人間の内部表現はもともと地図ですから「世界」がありますが、そこには「抽象世界」も存在します

     そして「猿の本能」から生まれた「自分の縄張り」が内部表現にはあります

     そうすると「抽象世界」にも「自分の縄張り」の概念が広がっています

     結果的に「抽象世界にも自分の縄張り」があるのです

     これが人間にとっての「コンフォート・ゾーン」の起源です

     そして人間は「抽象世界の自分の縄張り」から逸脱しようとすると、「猿の本能」が働きます

     その結果、「抽象世界の自分の縄張り」から逸脱しようとしても、「とても不安な気持ち」になり、かつ「IQが低下する」のです


     その結果生まれる現象や思考領域部分が、「スコトーマ」です

     つまり「年収350万円」とは、「抽象世界の自分の縄張り」なのです

     「抽象世界の自分の縄張り」から逸脱しようとすると、「とても不安な気持ち」になり、かつ「IQが低下」します

     これは動物の本能から発生する現象ですから、人間が思考するよりも強力な作用を及ぼすことが確実なのです


     ということで、「過去の自分を清算する方法」は、意外に難しいものであることが分かりました

    続く

     
    精神工学研究所願望実現DVDについて018

     前回まで
     人間の内部表現はもともと地図ですから「世界」がありますが、そこには「抽象世界」も存在します

     そして「猿の本能」から生まれた「自分の縄張り」が内部表現にはあります

     そうすると「抽象世界」にも「自分の縄張り」の概念が広がっています

     結果的に「抽象世界にも自分の縄張り」があるのです

     これが人間にとっての「コンフォート・ゾーン」の起源です

     そして人間は「抽象世界の自分の縄張り」から逸脱しようとすると、「猿の本能」が働きます

     その結果、「抽象世界の自分の縄張り」から逸脱しようとすると、「とても不安な気持ち」になり、かつ「IQが低下する」のです

     その結果生まれる現象や思考領域部分が、「スコトーマ」です
    ここまで


     このように、スコトーマにより人生を「自主規制」する働きが、人間の脳には備わっています

     そのため、意識では願望実現を望んでも、無意識は「それを望まない」ということが、本当によくあります

     なぜなら、「願望実現とは「抽象世界の自分の縄張り」から逸脱しようとすること」だからなのです

     このことを知らないと、ダイエットにおけるリバウンドのような現象が、発生してしまうのです

     たとえば私の知っている事例では、高速道路建設で自宅の移転を求められた例です

     20年ほど前までは、高速道路のルートが決まると、どうしてもそのルート変更は政治的理由で出来ませんでした

     そのため、どんな山奥の土地でも「売らない!」と言う人に売らせるために、とてつもなく高い金額で買い取ることがよくありました

     そのため時として「高速道路成り金」が発生しました

     「高速道路成り金」は自宅の立て替えの為の費用でしたから、その人達は同じ「高速道路成り金」と豪華な家を競って建てました

     ところが自分の収入に不釣り合いの家を建てたものですから、次の年には莫大な固定資産税を支払うことになります

     しかも小金が転がり込んできたので、浪費癖がついてしまった人も大勢いました

     このような人達は、結局高速道路のための自宅の移転保証金で、人生から転落していったというケースが多数発生しています

     しかし、脳機能の面からいうとこういうケースが発生することは、むしろ当然のことであると思われます

     傍から見ると「あいつらはバカだなあ!」と思われるかも知れませんが、このような行動の裏には、じつは「猿の本能」が大きく関わっています

     つまりこういう行動は本能的なものなので、じつは「そうならないようにする」ためには相当なテクニックが必要となります

     相当なテクニックとは、苫米地博士が言われるように「高い視点でものごとを捕らえる」という訓練に相当します

     つまり「猿の本能」を制御するためには、「人類の智慧」が勝ってないとダメだということです


     さて、願望実現テクニックには、例えば「引き寄せの法則」とか、一見非科学的なことを謳っているものもあります

     それは頭のなかだけで想像したリアルなイメージが、「なにもしなくても実現」するという、まことに有り難いものです

     実際、こういう願望実現テクニックに憧れる人は、「瞑想しただけであとはなにもしなくても願望実現する」という魔法的なものに引きつけられたことが大きいと思われます


     このような「例えば「引き寄せの法則」とか、一見非科学的なこと」と言いましたが、「非科学的なことにも根拠があるのではないか?」という可能性が、脳機能科学的に見えてきました

     それは脳機能ではおなじみの、3つの働きの組み合わせによるものです

     ひとつは「ホメオスタシス」であり、ふたつめは「内部表現」であり、最後が「抽象化」です

     

     つまりスコトーマのところで説明したように、「内部表現」と「抽象化」に「猿の本能」を組あわせることで、「人間は現状に強く縛られる現実」が分かりました

     同じように「ホメオスタシス」と「内部表現」と「抽象化」に、「気の原理」を使うことで、「引き寄せの法則」の原理が見えてくるのです

     それは有名な精神分析学者である、C・G・ユングが提唱した「集合的無意識」の、脳機能科学から見た存在の可能性です

     本当に「集合的無意識」があるのなら、「引き寄せの法則」のような見非科学的なことにも、根拠を与えることができると私は考えています

     それは仏教でいうアラヤシキや、古代インドのアカシック・レコードと同じ概念であると考えられます

     最近、インターネット技術で「クラウド」という概念が提唱されていますが、これは「集合的無意識」に非常に近いと思われます


     これらが「ホメオスタシス」と「内部表現」と「抽象化」で、説明可能であると私は考えています

    ↓ウイキペデイアより
    カール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung、1875年7月26日 - 1961年6月6日)は、スイスの精神科医・心理学者。深層心理について研究し、分析心理学(通称・ユング心理学)の理論を創始した。

    スイス、ボーデン湖畔のケスヴィルでプロテスタント牧師の家に生まれる。少年期は己の内面に深い注意が向けられ、善と悪、神と人間についての思索に没頭し,学生時代はゲーテ、カントやニーチェの著作に感銘を受けた[1]。内的な基盤を持たない形式的な信仰というものに疑問を感じ、牧師という職を継ぐことを特には望まず、名門バーゼル大学で医学を学んだ。
    フロイトと一時親しく意見を交わした。

    1948年に共同研究者や後継者たちとともに、スイス・チューリッヒにユング研究所を設立し、ユング派臨床心理学の基礎と伝統を確立した。またアスコナで開催されたエラノス会議において、主導的役割を演じることで、深層心理学・神話学・宗教学・哲学など多様な分野の専門家・思想家の学際的交流と研究の場を拓いた。日本人では、鈴木大拙と親交があった。

    ユング心理学(分析心理学)は個人の意識、無意識の分析をする点ではフロイトの精神分析学と共通しているが、個人的な無意識にとどまらず、個人を超えた人類に共通する根源的意識である集合的無意識(普遍的無意識)の分析も含まれる。

     後にユングは、元型(Archetyp または、Archetypus )から広義に集合的無意識を捉え、個性化の過程で生まれる社会的な自己の側面(ペルソナ)を普遍的無意識に潜む個人を超えた人類に共通する根源的意識から生まれるものであるとした。

     さらに集合的無意識(普遍的無意識)には能動的想像法も取り入れらている。能動的想像法とは、無意識からのイメージが意識に表れるのを待つ心理療法的手法である。

    続く

     
    精神工学研究所願望実現DVDについて019
    前回まで
     つまりスコトーマのところで説明したように、「内部表現」と「抽象化」に「猿の本能」を組あわせることで、「人間は現状に強く縛られる現実」が分かりました

     同じように「ホメオスタシス」と「内部表現」と「抽象化」に、「気の原理」を使うことで、「引き寄せの法則」の原理が見えてくるのです

     それは有名な精神分析学者である、C・G・ユングが提唱した「集合的無意識」の、脳機能科学から見た存在の可能性です

     本当に「集合的無意識」があるのなら、「引き寄せの法則」のような見非科学的なことにも、根拠を与えることができると私は考えています

     それは仏教でいうアラヤシキや、古代インドのアカシック・レコードと同じ概念であると考えられます

     最近、インターネット技術で「クラウド」という概念が提唱されていますが、これは「集合的無意識」に非常に近いと思われます


     これらが「ホメオスタシス」と「内部表現」と「抽象化」で、説明可能であると私は考えています
    ここまで


     そったく同時という言葉があります

     これは禅宗の言葉なのですが、「そつ」は口へんに卒業の卒と書きます

     この言葉の意味は卵の中の鳥の雛が孵るときに、卵の中から殻をくちばしでつついて、割るという意味です

     たくは石川啄木の啄で、卵の中の鳥の雛が孵るときに、卵の外から親鳥が殻をくちばしでつついて、割るという意味です

     つまり「そったく同時」とは、この漢字の意味のように、「本当にその人物が変わるとき」には、「内面の変化と環境の変化が同時に起こる」ということを意味します

     すなわち「禅に深く取り組んだり」「願望実現に成功したとき」などは、精神面の変化と、外部的な変化が同時に現れることを、この禅の言葉は示しています

     逆にいうと、「願望実現を行っても」外部の変化だけだったり、精神面の変化だけしか起こらないときは、まだそれは本物ではないということです


     これはどういうことか?と言いますと、「瞑想による願望実現法」があることを知った人は「これで宝くじにでも当たらないか?」と考えることが、よくあります

     そしてそれで本当に宝くじに当たっても、その人の中に内面の変化がないときは、ホメオスタシスの影響で元の貧乏に戻ってしまうのです

     前回説明した、「高速道路成り金」と同じ現象が起きてしまうのです

     また「内面の変化」だけが起きて、「お金なんてなくても十分幸せだ」と思うことができても、「それは無理をしているだけ」なので、本当に満足することができません

     どうしても外部の変化と、内面の変化が同時に起きる必要があることを、この言葉は物語っています


     では「瞑想による願望実現法」で「宝くじにでも当たらないか?」ということを願ったときに、どういうことが起きるのでしょうか?

     内面の変化とは何かというと、前に説明したように「スコトーマが消える」ことなのです

     すなわちこれまでは「宝くじに当たることは、ちょっと頑張ったらできるんじゃないかな?」という、漠然とした心構えがあったのです

     それは宝くじの確率や仕組みについて良く調べてもないままに、当たった人の噂など聞いて「ようし俺(私)も!」という感情を持っていたためです

     今、宝くじの確率と言いましたが、これはちょっと調べたら分かることで、交通事故に当たる確率よりも低いことがすぐに分かります

     しかしなぜか、「ようし俺(私)も!」という感情を持ってしまうのです


     ここで前回説明した、「高速道路成り金」の話を思いだしてください

     自宅の立て替えの為の費用でしたから、その人達は同じ「高速道路成り金」と豪華な家を競って建てたと言いました

     つまり高速道路のための立ち退きでは、その地域の多くの家が同時に立ち退きになり、新しい家を同じ時期に建てることになります

     その時、なぜかムキになって、「隣のあいつの家より、俺のほうが立派にするんだ!」と力が入ってしまうのです

     ところがこの人は大人ですから、すでに固定資産税などの理屈も分かっています

     冷静に考えると、将来大変なことになるのは分かるのです

     つまり現在有る手持ちの知識を使うことで、不幸になることを防ぐことはできます

     しかし「高速道路成り金」になった途端に感情的になって、「あいつの家より、俺のほうが立派にするんだ!」と思い込んでしまいます

     これがコンフォート・ゾーンを離れると感情的に不安定になるという現象です

     すなわちこの人が、スコトーマに陥っていることの現れなのです

     本当はスコトーマがなく、感情的に不安定になっていなければ、現在有る手持ちの知識を使うことで、最適なお金の使い方が分かります

     その結果、「あいつは馬鹿だ!」と世間から言われることもなくなります


     では宝くじが当たるように、願望実現法を行うとどうなるのでしょうか?

     つまりコンフォート・ゾーンを離れると感情的に不安定になるという現象が発生しません

     その結果、現在有る手持ちの知識が活用できるようになります

     そうすると「宝くじに当たる確率は交通事故より低い」ことが、実感できるように変化します

     すなわち「宝くじを購入すること」は、じつは「投資の一種」であるということが見えてくるのです

     そして「それはとても効率の悪い投資であった」ことが、現在有る手持ちの知識でも分かるようになります

     投資であるなら、株とか投資信託とか為替とか、他の方法にもっと良いものがあると思えてくるようになります

     そして「宝くじの仕組みは政府が庶民を騙して金集めをしている」という、魂胆が見えてくるようになります

     つまり「宝くじを買うということは、政府にだまされること」と、心が変化するのです

     これが心境の変化です


     すなわち、「宝くじは投資の一種」であり、「他の投資法もたくさんある」と視点が高くなっていくことができるようになります

     視点が高くなることで、視界が広がるので「それが環境が変化したように」思えるのです


     スコトーマがなくなり視界が広がると、環境が変化するように感じてきます

     なぜならスコトーマが消えることで、これまで目の前にあったけれど見えていなかったものを、見ることができるようになれるからです

     たとえば「宝くじは投資の一種」であり、「他の投資法もたくさんある」と視点が高くなっている状態は、以前の状態と比べてIQが高い考え方です

     IQが高い者は、低いものと比べて同じものを見ていても、より多くのことを見ることができるようになります

     すなわちIQが高い者は、同じ環境にあっても、IQが低いものより多くの情報を取り入れることができる・・・・ということは!

     同じ環境にある「IQが高い者」は、「IQが低いもの」を自分の一部のように感じられることを意味しています

     つまり「「IQが高い者」は、「IQが低いもの」を内包」することができるようになります

     なぜあなたが宝くじが当たるんじゃないかと考えていたかというと、政府の陰謀に踊らされていたからです

     つまり「政府の役人にあなたの感情を読まれていた」から、こういうことなっていたのです

     すなわち「「IQが高い者」は、「IQが低いもの」を内包」するのです


     「「IQが低いもの」を内包」するとは、感情が読めるいうことです

     結論です

     「瞑想による願望実現法」で「宝くじにでも当たらないか?」ということを願ったときに、どういうことが起きるというと・・・・・

     スコトーマがなくなることで、「宝くじを購入すること」は、じつは「投資の一種」であることが分かります

     そして「手持ちの知識がすべて活用できるようになる」ので、「IQが高い者」になることができます

     つまり、これまでとは違うコンフォート・ゾーンに自分が住むことになり、その「快適な空間」で変性意識を実現できるようになれます

     そしてその環境で変性意識になることにより、「ユングの集合的無意識」にコンタクトできるようになります

     その結果、「集合的無意識」を書き換えることができるようになります

     私はこうなった人の脳を、「金持ち脳」と呼んでいます

     「金持ち脳」とは、普通の脳とどう違うのか?

    続く

     
    精神工学研究所願望実現DVDについて020

    前回まで
     「瞑想による願望実現法」で「宝くじにでも当たらないか?」ということを願ったときに、どういうことが起きるというと・・・・・

     スコトーマがなくなることで、「宝くじを購入すること」は、じつは「投資の一種」であることが分かります

     そして「手持ちの知識がすべて活用できるようになる」ので、「IQが高い者」になることができます

     つまり、これまでとは違うコンフォート・ゾーンに自分が住むことになり、その「快適な空間」で変性意識を実現できるようになれます

     そしてその環境で変性意識になることにより、「ユングの集合的無意識」にコンタクトできるようになります

     その結果、「集合的無意識」を書き換えることができるようになります

     私はこうなった人の脳を、「金持ち脳」と呼んでいます

     「金持ち脳」とは、「普通の脳」とどう違うのか?
    ここまで


     今回は「金持ち脳」の話です

     日本で有数の金持ちというと、私は「斉藤一人」さんを思いだします

    小岩生まれ。キリスト教系幼稚園を経て江戸川区立西小松川小学校・江戸川区立松江第二中学校卒業後、さまざまな職を経験する。1970年頃から漢方茶の販売を開始。その後、漢方をベースにした化粧品や健康食品の開発に着手し、銀座日本漢方研究所(現・銀座まるかん)を創業する。


     「斉藤一人」さんは銀座日本漢方研究所、通称「まる漢」の創始者です

     1997年と2003年に納税者番付で2回日本一を記録した、日本有数のお金持ちです

     銀座日本漢方研究所という名称から分かるように、斉藤さんの納税者番付日本一の原動力は漢方系の健康食品通信販売です


     ところでカリスマコンサルタントとして有名な神田昌典という人がいますが、その神田さんが「斉藤一人」さんのユニークな能力について解説したことがあります

     それによりますと、「斉藤一人」さんのユニークな能力とは「ネーミングの素晴らしさ」にあると言っています

     たとえば銀座日本漢方研究所という名称ですが、この会社は銀座にはありません

     しかし「銀座」という名称を付けることで、普通の「漢方研究所」とは一線を画したものであると、お客さまに予感させていると解説されています

     さらにその商品は、たとえば「ひざこし元気」とか、「スリムどかん」(便秘に効く)とかいうものですが、一度聞いただけでその商品がどのような効能を持つのか想像できます

     ここでひとつ解説しておかねばならないのですが、健康食品販売はつねに「薬事法との戦い」という壁が存在します

     つまり薬品ではないので、「その商品の効能を謳ってはならない」のです

     これが商品販売において、非常に矛盾を生じる部分になっています

     ときどき健康食品販売や高価な磁気ネックレス、磁気マットレスの訪問販売が問題になりますが、その時適用されることが多いのが「薬事法」です

     つまり売る時に「これは○○によく効きます」と言って販売すると、薬事法違反で逮捕されてしまうのです

     あまり名前の知られていない健康食品がテレビタレントを使ってCMを製作することが多いのですが、その裏には「これは○○によく効きます」と言って販売できない事情があります

     効能を謳うことができないので、テレビタレントの知名度や威光に頼ろうとするのです(リーブ21の初期のコマーシャルを思い出していただければ、わかると思います)


     ところが「商品の名前」には、この制約があまりありません

     もちろん「ガンが治るプロポリス」などと名付ければ問題ですが、「ほのめかす程度」であればセーフなのです

     そこで健康食品のような商品では、ネーミングのセンスが問われます

     一回聞いただけで、覚えやすくて効能を予感させる、ネーミングでなければダメなのです

     その部分に斉藤一人さんは、とてもユニークな感性を持っていると、神田さんは指摘しています

     そのユニークな感性が産んだのが、「銀座日本漢方研究所」であり、「ひざこし元気」とか、「スリムどかん」なのです


     すなわち連続日本一の高額納税者に斉藤一人さんを押し上げた力(のひとつ)が、「ユニークなネーミングの能力」だと考えて間違いありません

     これは単に商品に名前を付けるということなので、別に大学を出ていなくても、MBAの資格を持っていなくても大丈夫です

     つまり極論すれば、「誰でもなれる可能性」があるということです

     しかし、「誰もできなかった」ことです

     斉藤さんが行うまでは!

     なぜか?


     その答えは前回をお読み頂ければ分かると思いますが、「スコトーマ」のせいです

     「普通の人」は銀座になければ、「銀座日本漢方研究所」と名付けることを思いつくことができないのです

     薬事法の制約で効能を謳うことができないのですが、「ネーミングはかなり自由」という発想ができません

     これがスコトーマです

     このようなスコトーマを越えた発想をできるということは、斉藤一人さんは高い視点でものごとを見る能力を持っていることが分かります

     その高い視点から生み出された回答が、「ひざこし元気」とか、「スリムどかん」なのです


     しかし!

     繰り返していますが、
    「単に商品に名前を付けるということなので、別に大学を出ていなくても、MBAの資格を持っていなくても大丈夫」です

     つまり極論すれば、「誰でもなれる可能性」があるということです

     たんにあなたの中のスコトーマを消すことができれば、「ひざこし元気」とか、「スリムどかん」のようなネーミングのセンスが生まれてきます

     すなわち「いま手持ちの知識だけ」で、「誰でもなれる可能性」があるということです

     これが「金持ち脳を手に入れる」ことの原理です


     
    精神工学研究所願望実現DVDについて021

    前回まで
     このようなスコトーマを越えた発想をできるということは、斉藤一人さんは高い視点でものごとを見る能力を持っていることが分かります

     その高い視点から生み出された回答が、「ひざこし元気」とか、「スリムどかん」なのです


     しかし!

     繰り返していますが、
    「単に商品に名前を付けるということなので、別に大学を出ていなくても、MBAの資格を持っていなくても大丈夫」です

     つまり極論すれば、「誰でもなれる可能性」があるということです

     たんにあなたの中のスコトーマを消すことができれば、「ひざこし元気」とか、「スリムどかん」のようなネーミングのセンスが生まれてきます

     すなわち「いま手持ちの知識だけ」で、「誰でもなれる可能性」があるということです

     これが「金持ち脳を手に入れる」ことの原理です
    ここまで


     前回に続き金持ち脳の話です

     というか、「事業を興すとはどういうことか?」についての話になると思います

     結局、斉藤一人さんが納税者番付日本一になれたのは、なにか事業を興したことが一番の理由であったと思われます

     どんな一流企業であってもサラリーマンであったなら、納税者番付日本一になるのはまず不可能です

     すなわち今日においては、やはり起業を考えるべきだと思います

     たとえ現在サラリーマン(サラリーウーマン)の方でも、インターネットの普及で副業起業は容易な世の中になっていますから、20年前に比べてそのハードルは格段に低くなっています


     さて私が建設業の生き残り方法を発案して、「中小建設業生き残り研究会」を興したことは最初にお話しました

     それで建設業の生き残り方法の中身なのですが、これは簡単です

     つまりこれまで公共事業だけで食ってきた建設業ですが、その公共事業という市場が縮小したことが、建設不況の原因です

     そうすると公共事業という市場が縮小・消滅することが避けられないなら、「違う市場」に移動することしか、選択の余地はありません

     これはアフリカのサバンナの水飲み場の動物で、例えるとよくわかると思います

     サバンナの水飲み場の池の水が、どんどん枯渇していっている状況と同じです

     こうなるとその水飲み場に依存していた動物は、そこに留まって水の奪い合いをするか、他の水飲み場を探して移動するかのどちらかです

     もしその水飲み場の水量が復活するなら、最初の選択肢が正解かもしれません

     しかし水量が復活する見込みがないのなら、他の水飲み場を探して移動するしか残された道はありません

     公共事業費がかつてのように日本全国で潤沢に使われる日はこないと思われますので、建設業社がこのような動物であるなら、他の水飲み場を探して移動するしか残された道はありません

     つまり私の造った「中小建設業生き残り方法」の内容は、「新規事業の興し方」を書いています

     新規事業ですから、これは会社の転換ではなくても個人で「新たに事業を興す方」にも適応できるのです

     そこでそのメインの方法論について、解説します


     じつはこの方法には建設会社ではなく、すべての業種向けに「新規事業の興し方」を研究されている人がいて、その方法を参考にしています

     それで、その人(川北さんという方です)によると、「新規事業の興し方」を考えるときに重要な要素が「二つある」と言われています

     まず、最初に考えなければならないのが、「新規事業を興す」ということは、新たな市場へのチャレンジだということを理解しなければなりません

     そうするとまず、「その市場に対して売り込む技術(または商品)」がわが社に存在しているか?ということです

     2番目に考えなければならないことは、「その市場に対して商品を「売り込む技術」をわが社は保有しているか?」ということです

     なんか混乱しそうな表現ですが、かみ砕いて説明します


     建設会社が新規事業として行われることが多いのが、「木造住宅市場」への参入です

     これは土木系建設会社も建築系建設会社も、世間一般では「建設会社」として認識されることが多いので、そういう連想からの安易な行動の結果だと私には思われます

     実際には土木系建設会社が、建築系の技術を保有しているとは限りません

     つまり土木系建設会社が、「木造住宅市場」への参入を考えるときには、「その市場に対して売り込む技術(または商品)」がわが社に存在しているか?ということを考えなければなりません

     道路やトンネルを造る技術と、「木造住宅」を造る技術はまったく別物なので、じつは慎重に判断を要する部分です

     本当は道路やトンネルを造る技術しかないのであれば、むしろ造園とか業者向け駐車場整備の方面に進むほうが、既存の技術を活用できるので簡単です

     これが、「新規事業策定における最初に考えなければならない点」です


     2番目が、「その市場に対して売り込む技術(または商品)」がわが社に存在しているか?ということです

     つまりこれは「マーケティングの技術」なのです

     先に建設会社は安易に住宅建設市場に、乗り込もうとしたという話をしました

     じつは技術的な問題は、本当はそんなに難しいものではありません

     木造住宅を造るなら知り合いの大工さんなどを組織して、下請けとして使えば社内に技術的蓄積がなくても、意外に簡単に「その市場に対して売り込む技術」は確保できるからです

     または建設業界得意の下請け、あるいは丸投げという手法も考えられます

     問題は「その市場に対して売り込む技術(または商品)」がわが社に存在しているか?の方なんです!

     建設会社は公共事業を入札で獲得するということばかり行ってきたので、「市場という考え方」がありません

     「市場という考え方」がないのなら、「マーケティングの技術」など皆無といってよいでしょう


     ところが「個人向け住宅市場」は、まれにみるマーケティング激戦区です

     テレビコマーシャルが盛んに行われ、新聞チラシによる住宅展示会への誘導という、マーケティングテクニックが総動員される市場です

     しかも参入者は大手一流企業から、近所の大工さんにいたるまで、つねに供給者過剰の状態です

     「新聞チラシによる住宅展示会への誘導」の例をとると、カラー両面刷りのチラシを全県に配付しようとすると、普通70万円以上の経費が必要とされています

     それで反応率は非常に低く、これで10組の住宅展示会への誘導が行えるかどうかというのが業界の常識です

     するとチラシ代と展示場誘導率で計算すると、1組あたり7万円から10万円の経費が必要となります

     つまり「1組あたり7万円から10万円のお金を支払って住宅展示会へ来ていただく」という現実が分かってきます

     これは「住宅展示会への誘導」ですから、それで住宅を購入していただけるわけではありません

     極端な話、住宅市場への参入というのは、「そこら辺の道行く人に「10万円あげますから住宅展示会へ来てください!と言うのと同じ」なのです

     こういう個人向け住宅市場の実態をしらずに、安易に新規事業として木造住宅建設を選んだ業者はほとんど潰れています


     それでは新規事業に成功するには、どうしたらよいのでしょうか?

     今日では個人がインターネットなどで副業を興すことは容易ですから、個人の収入を増やす方法として、これは知っておかなければならない知識になると考えられます

     新規事業に成功するには、どうしたらよいのでしょうか?

     それは「発想を逆転すること」です

     先に新規事業に進出する建設会社を、「滅びゆくサバンナの水飲み場に依存していた動物」に例えました

     このような建設会社は「大変な事態になった、なにか新規事業をしないと!」という動機で新規事業参入を決意します

     その結果、自社にある既存の技術を活用できる市場を探そうとすることが多いのです

     これが失敗を産む原因となっています

     ですからこれを逆転する発想が、生き残りの鍵です


     つまり「マーケティングの優先」です

     自社にある既存の技術を活用できる市場を探そうとしないで、「わが社でも参入できる市場はなにか?」という発想で、市場を探すのです

     そうすると公共事業で入札をする、市場に近いものを探すことになります

     たとえば小規模公園の整備とか、老人ホームの補修事業とか、公共事業に近い市場が見つかります

     あるいは入札をする市場であるなら、役所のオフィス用品の入札なども考えられます

     そういう市場の方が、じつは公共事業で入札する技術しか知らない建設会社は、参入して成功する確率が高いのです


     これは個人においても同じことが言えます

     と、ここまで偉そうに言っていますが、私自身中小建設業というマーケットを知らずに参入していたので、「市場を知らないとまったくダメ」ということを身をもって知らされました


     結論です!

     個人がなにか副業程度の事業を興す場合でも、必要なことが二つあります

     ひとつは「その市場に参入する技術」があるか?です

     そして市場に参入するテクニックがあるなら、それから「その市場に売り込む商品」を探せばよいのです

     これは逆にやると、必ず失敗します

     つまり「自分には素晴らしい商品(あるいは技術)がある」ので、売り出したら必ず買ってくれる!と、安易に考えて事業展開することです

     市場はそんなにあまくありません

     逆に「自分にとってアプローチできる市場はなにか?」と考えて、まず「市場を確保する」ことです

     そして「その市場に対して、後から売り込む商品を創る」という方法を行うなら、成功する確率は格段に高くなります


     これが基本的方法ですが、「金持ち脳」の頭の中ではこれを高度にしたことが行われてています

     それは、いったいどういう方法なのでしょうか?

     じつは簡単なことなのです

     以下、次回!

     
    精神工学研究所願望実現DVDについて022

    前回まで
     つまり「自分には素晴らしい商品(あるいは技術)がある」ので、売り出したら必ず買ってくれる!と、安易に考えて事業展開することです

     市場はそんなにあまくありません

     逆に「自分にとってアプローチできる市場はなにか?」と考えて、まず「市場を確保する」ことです

     そして「その市場に対して、後から売り込む商品を創る」という方法を行うなら、成功する確率は格段に高くなります


     これが基本的方法ですが、「金持ち脳」の頭の中ではこれを高度にしたことが行われてています

     それは、いったいどういう方法なのでしょうか?

     じつは簡単なことなのです
    ここまで


     次回に引き続き、「金持ち脳」のお話です

     今回はどうしたら、「金持ち脳」を創れるか?という具体的な話にしたいと思います

     具体的な話ですが、それは簡単です!

     昨日のところで、方針は分かっているからです

     つまり「最初に自分の市場」を開拓すればよいわけです

     私は中小建設業向けのコンサルタント事業を試行錯誤していたときは、「自分の市場」にコンタクトすることは結構大変でした

     なんでかというと、コストの面ででした

     事業所向けのセールスは、FAXを使う手紙作戦が良いと聞いた私は、さっそくそれを実行しようとしました

     FAXを使う手紙作戦では、セールスレターの内容がどのくらい売り上げに繋がるかが、測定できる利点があるからです

     しかし、これはあまり簡単に行える方法ではないことがわかりました

     というのは、まず全国の事業所のFAX番号を探さなくてはなりません

     そういう全国事業所のFAX番号を記したCDが販売されていましたが、数万円しました

     そして、そのFAX番号にセールスレターを送信するのですが、これには電話代が必要でした

     そのため、1回のセールスレター反応率測定に、10万円近くかかることもありました

     それで売り上げは、10万円いかないのです!

     また、建設業界向け新聞に小額広告を出したこともあります

     これは3万円の広告で20万円売り上げたこともありましたが、建設業界というのは権威主義者の業界なのです

     私のような無名の者が、新聞広告を出すには審査で(というより名前だけで)、断られることがよくありました


     これに比べれば、インターネット技術が使える現在の環境は皆さんにとって、「天国のような状況」であると、私などには感じられます

     インターネットでメールマガジン配信を行うコストは、現在では電気代と月3千円ぐらいのコストですから、ほとんどタダのようなものです

     私がFAX番号を記したCDを購入したような余計なコストも、メールマガジンであればほとんど必要ありません

     あったとしても、インターネットでの宣伝のコストは他のメディアを使うより、断然安く上がります


     ということで、「個人で自分の市場を開拓する実験」を行うときには、私はメールマガジンの発行をお勧めします

     ブログというやり方もあります

     メールマガジンの発行とブログとどちらがよいか?というご意見が聞かれますが、後で説明します


     さて、「個人で自分の市場を開拓する実験」といっても、「メールマガジンに書くネタなんかないぞ!」と、言われる方も多いと思います

     ところで私は精神工学研究所商品お買い上げの方に対して、「ダビィンチ脳解説メルマガ」をお届けしています

     このメルマガは50回で終了ですが、引き続き「気功法を使って金持ちになれる本について解説」したメルマガに移行します

     これが今回お勧めする、メールマガジンに書くネタです!


     「気功法を使って金持ちになれる本」とは、ここでも何回も登場した「仙道帝財術入門」という本なのですが、これは10年以上前に廃刊となっています

     しかし現在でも人気は高く、アマゾンでは1万円ぐらいの値段で取引されています

     世の中にはこのような人気が高かったけれど、廃刊になったままになっている本が多数存在します

     そんな本でも、アマゾンを使えば簡単に検索でき、購入することができる便利な世の中になりました

     ですから「自分が興味を持てる廃刊になった高額本」を購入するのです

     そしてその本の題をタイトルにつけた「○○本をやさしく解説したメルマガ」として、発行します

     これなら自分に興味がある本ですし、毎週書くことに困ることはありません

     さらに読者にとってあなたは無名かも知れませんが、その○○本は有名な本です

     少なくともアマゾンで1万円以上で取引されているなら、かなりの数の潜在購入者が存在していると考えて間違いありません

     その人達がどうして本を購入していないかというと、「買ってみて失敗だと感じる」ことが嫌だからです

     そういう人達に対して、「私が買ってあげて中身を解説してあげる」ということであれば、無料のメルマガなら読みたいという人はすぐに見つかります

     しかもその本を毎週解説することで、あなたには普通の読書の数倍の濃い学習法となることが確実です


     こういうメルマガを発信するなら、普通のタイトルのメルマガよりもあなたの感性に同調する読者を集めることが可能になります

     なぜなら解説する本は、「あなたにとってとても興味がある分野」なので、そういう傾向のある人しか集まらないからです

     以前であれば、「ウィン・ウェンガーの頭脳の果て」というのが、そういう本でしたがこれは最近再発刊されて値段が下がっています

     苫米地博士の「CIA洗脳実験室」も最近再発刊されています


     とにかくこういう本を探すことです

     この方法は、その本は廃刊になっているので著者からクレームがつく可能性がとても低いものです

     むしろクレームがつくことが、宣伝になるかも知れません

     しかも世の中には、教科書に対する参考書というのがあって、「他の本の解説書」というのはアリだと私は考えています

     ということで、「自分の市場を確保する第一歩」として、私はこのメールマガジンを配信する方法をお勧めします


     あっ、と!

     「メールマガジンの発行とブログとどちらがよいか?というご意見が聞かれますが、後で説明します」ですが、紙数が尽きたので次回にお知らせします(メールマガジンですから、本当は「紙数が尽きたというのはウソですよね!

     こういうのは読者の興味を、次回に繋げようとする作戦のひとつです)


     さて「他の本の解説書」メーママガジンの発刊という方法を、今回はお知らせしました

     この方法を応用・発展させることで「より購入意識の高いあなたのお客さんとなる購読者」を集めることができるメールマガシンの書き方があります

     そのメールマガジンの書き方とは、なにか?

     あなたもこんなメールマガジンがあれば、絶対に講読したいと思うことが間違いありません!

     その「鉄板のメルマガ」の書き方とは?

     それは次回!

     

    追伸

     「廃刊になった書籍」ですが、来年はキンドルやIPADの発売で「電子書籍元年」になることが確実です

     そうすると、「廃刊になった書籍」の再発刊がブームになると私は考えています

     なぜなら「電子書籍」は発行コストが非常に低いので、こういう再発刊にリスクが低いためです

     ですから、今回お知らせした方法を試すなら、今日からでも始めることをお勧めします

     
    精神工学研究所願望実現DVDについて023

    こんなメールをいただきました
    「急に金持ち脳だとか、メルマガの発行だとか少々脱線しすぎだと思います。

    一つのテーマが完結してから次のテーマに移るのは良いと思いますが、未完結の状態で脈絡のないテーマに移るの読んでいて疲れます。」

    すみません!
    これに対する私のお答えです

    「ご連絡ありがとうございます

    最初にお断りしなければならないのですが、これはメルマガであると同時にセールスレターなのです


    また、私は映画製作に深い興味を持っておりました

    映画のシナリオには、サスペンスの要素が不可欠であり、いまサスペンスのための「混乱」を演出しているところなのです

    読者の皆さんは「ホメオスタシス、内部表現、抽象化、変性意識」などの脳機能科学用語解説をお望みだと思います

    しかし現実生活にそれが応用できなければ、なんの意味もないと私は考えます

    私は精神科学ではなく「工学」ですから、実用を目指しているのです

    金持ち脳の話ですが、ゲシュタルトの話に今週末は収束していく予定です

    そういうわけですので、よろしくお願いします


    精神工学研究所
        山西 茂   」

    前回まで
     ということで、「自分の市場を確保する第一歩」として、私はこのメールマガジンを配信する方法をお勧めします


     あっ、と!

     「メールマガジンの発行とブログとどちらがよいか?というご意見が聞かれますが、後で説明します」ですが、紙数が尽きたので次回にお知らせします(メールマガジンですから、本当は「紙数が尽きたというのはウソですよね!

     こういうのは読者の興味を、次回に繋げようとする作戦のひとつです)


     さて「他の本の解説書」メーママガジンの発刊という方法を、今回はお知らせしました

     この方法を応用・発展させることで「より購入意識の高いあなたのお客さんとなる購読者」を集めることができるメールマガシンの書き方があります

     そのメールマガジンの書き方とは、なにか?

     あなたもこんなメールマガジンがあれば、絶対に講読したいと思うことが間違いありません!

     その「鉄板のメルマガ」の書き方とは?
    ここまで


     現在の不況はよく「100年に一度の不況」とよく言われます

     しかしこの表現は、間違っています!

     実際は「140年に一度!」なのです

     なぜ140年か?

     作家で経済評論家の堺屋太一氏に「知価革命」という本があります

     1980年代に書かれた本ですが、私はこの本に強いショックを受けました

     かいつまんで内容を言いますと、20世紀型社会は産業革命によって産まれたと言っています

     そしてその19世紀の産業革命は「工業の」産業革命であったといいます

     すなわち産業には、「第一次産業」と「第二次産業」と「第三次産業」に分類されますが、19世紀の産業革命は「第二次産業」の産業革命であったのです

     じつは人間が原始人であったころに、農業が発明されました

     これが「第一次産業」の産業革命です

     ですからこれは、遙か昔のことです

     「第一次産業」の産業革命が起きたことで、それまで人間は採集狩猟の生活でしたから、獲物を求めて各地を転々として一か所に留まるということができませんでした

     それが農業の発明により、耕作地周辺に住居を構えるライフスタイルに変化しました

     これが「ムラ」の誕生です

     そして収穫物を「ムラ」と「ムラ」の中間地点で物々交換することも、やがて産まれます

     これが「イチ」であり、「イチ」のある場所がやがて発展して「マチ」になっていきます

     つまり「第一次産業」の産業革命が起きなければ、今日あるような社会の基本形態が誕生しなかったことが分かります

     そして「ここが重要ですが」ライフスタイルが激変することで、「それまでのライフスタイルを持つものがまったく居なくなった」のです

     「それまでのライフスタイルを持つものがまったく居なくなった」という部分を覚えておいてください


     そして19世紀の産業革命はワットの蒸気機関の発明ですが、これにより動力で駆動される産業機械が工場生産を始めます

     その結果、これまで手工業で生産されていた綿織物のような工業製品の価格が急落して、家内制手工業が壊滅してしまうのです

     その結果、家内制手工業で働いていた者たちは、工場へ勤めるというライフスタイルに変化しました

     これが給与生活者の誕生です

     一方で設置・維持に多額の費用がかかる工場のため、金融業が発達します

     そして工場所有者は、資金的に非常に潤沢になることが可能になりました

     マルクスなどの経済学者は、このような富裕層をブルジョアジーと呼び、給与生活者に代表される庶民(プロレタリアート)と区別しました

     そしてこのような社会形態は、ブルジョアジーがプロレタリアートを一方的に搾取するものだと、非難しました

     その結果産まれたのが、共産主義の思想です

     そして20世紀は、資本主義を掲げる国家と共産主義に別れて、激しい軍事競争や戦争が行われました

     このような行為が軍事技術を基にした科学技術を発展させる原動力となり、やがて原子力エネルギーの利用に行き着いたのです

     つまり、農業がそれまでの人類の暮らしを変えてしまったのと同じく、産業革命は世界を変えてしまったと堺屋先生は言っています


     ここで本題に入ります

     現在起きている通信とコンピューターを融合した産業の激変は、第3次産業を根本から変えています

     つまり現在起きているのは、「第3次産業の産業革命」なのです

     日本で前回の産業革命が起きたのは、明治維新のときです

     というよりも、日本に産業革命が伝えられたことで発生した社会的事変が、明治維新なのです

     明治維新が起きたことで、武家型社会は消滅し、20世紀型工業化社会が日本に誕生しました

     ここでも産業革命が、「それまでのライフスタイルを完全に破壊した」のです


     そこで・・・・!
     現在起きている不況が、「第3次産業の産業革命」であるなら、その結果起きるのは「20世紀型工業化社会のライフスタイルを完全に破壊する」現象です

     第二次産業革命がなにをもたらしたかというと、「給与生活者の誕生」でした

     つまり「第3次産業の産業革命」が進行すると、「給与生活者のライフスタイルを完全に破壊する」現象が発生すると考えて間違いありません

     つまり「サラリーマン型生活者はライフスタイルの激変を経験する」ことを、これは意味しています

     その「激変の結果」、「給与生活者のほとんど」のライフスタイルが消滅するという結論が得られます

     つまりこれは「サラリーマン型生活者」がいなくなる!ということですが、にわかには信じられないことです

     しかし現在起きている不況が140年に一度の不況であるなら、あなたが歴史に習うなら、そういう事態が発生することを予測しておいて、損はないと思います


     そこで前回の続きです

     あなたが歴史に習うことが出来るなら、「自分の市場を確保する実験」を始めることが有効ではないでしょうか?

     前回は「廃刊になっている高額な本の解説」をする、メルマガの発刊をお知らせしました

     この方法の肝は、「実際に役に立つかどうか迷っている人」をターゲットにするということでした

     ですから「実際に役に立つかどうか迷っている人」そういう高額商品を買いたいという人であるなら、高額本である必要はありません

     たとえばインターネット上では投資のための方法が溢れています

     「実際に役に立つかどうか迷っている人」でいますぐにでも試してみたい代表は、お金儲けのことであると思います

     つまり「自動売買のFX売買プログラム」などが、それです

     もしあなたがFX投資に興味があるのなら、FX売買プログラムを購入するのです!

     そして「実際に取引をする必要はありませんが、仮想売買でその結果を報告する」ということを行ってください

     誰に報告するかというと、「そういうメールマガジンを創って、その読者」にお知らせすれば良いのです

     こういう「自動売買のFX売買プログラム」などは、インフォトップのようなASPで探せば、いくらでも見つかります

     しかも数万円しますので、先に書いた条件にピッタリなのです


     他にも団塊の世代のリタイア組がネットに参入することが、ますます増えてきます

     そういう人達は、なにか習い事をしたいという欲求を持つ人も多いのです

     このような層も、「実際に役に立つかどうか迷っている人」になりますので、これをアシストするメルマガを発行することが考えられます

    たとえば
    http://pianisuto.com/style/piano1/


     このようにして確保した読者に対して、もしその「自動売買のFX売買プログラム」などが、あなたにとって有効であると思われたなら、自信をもって勧めることができると思います

     インフォトップのようなASPは、アフィリエイトを行っていますので、すぐにその「自動売買のFX売買プログラム」をあなたの商品にすることができます

     すでにあなたの読者があなたの潜在購入者ですから、あなたの商品を販売することが確実です

     こうすればあなたは、投資した金額以上の売り上げを、確保することができます

     これが「自分の市場を確保する実験」です


     最初に言った「メルマガ」にするべきか?、「ブログ」にするべきか?、ですが答えは簡単です

     「両方すればよい」のです

     つまり私がこのメルマガの冒頭で行っているように、「バックナンバーはこちらから」というブログに誘導する文章をつければ良いのです

     こうすることで、メルマガで獲得した読者をブログにも誘導することができるようになります

     文章を書く手間は大変ですが、それをメルマガにすることや、ブログにアップするのは簡単にできますので、同じ文章を同時に使えばよいと思います

     ところで「自分の市場」の話ばかりになって、肝心の「金持ち脳」の話が出てきていません


     今回まで書いたことを踏まえて、次回から「金持ち脳」の話をしたいと思います

     
    精神工学研究所願望実現DVDについて024
    前回まで
     最初に言った「メルマガ」にするべきか?、「ブログ」にするべきか?、ですが答えは簡単です

     「両方すればよい」のです

     つまり私がこのメルマガの冒頭で行っているように、「バックナンバーはこちらから」というブログに誘導する文章をつければ良いのです

     こうすることで、メルマガで獲得した読者をブログにも誘導することができるようになります

     文章を書く手間は大変ですが、それをメルマガにすることや、ブログにアップするのは簡単にできますので、同じ文章を同時に使えばよいと思います

     ところで「自分の市場」の話ばかりになって、肝心の「金持ち脳」の話が出てきていません


     今回まで書いたことを踏まえて、次回から「金持ち脳」の話をしたいと思います
    ここまで


     私がかつてセミナーである実験を行ったことがありました

     それはとても面白い結果を生みました

     まず出席したメンバーを、右・真ん中・左に分けたのです

     それから右のグループには「他のメンバーには見られないように!」と言って、ある一枚の絵を渡しました

     その際、「この絵のネタを知っている人は、他の人に言わないでください!」と注意をしました

     そして左のグループには、右のグループに見せた絵と良く似ているのだけれど、少しある部分を強調している絵を、同様に見せました

     真ん中のグループには、何の絵も見せていません


     次に私は、全員に見えるように「一枚の絵」を黒板に掲げました

     その絵は、左のグループにも、右のグループにも見せた絵と良く似ているものでした

     そして全員に、「今黒板にある絵が女性だと思う人は手を挙げてください」と言いました

     全員の手が上がりました

     次に全員に目をつぶってもらい、「今黒板にある絵の女性が17歳と思う人は手を挙げてください」と言いました


     すると・・!

     右側のグループ全員と真ん中のグループの数人が、手を挙げました

     そこで全員に眼を開けてもらい、その様子を見てもらいました

     そうすると、手を挙げていない人達は、怪訝な顔をしていました


     そこで次に、「今黒板にある絵の女性が80歳と思う人は手を挙げてください」と言いました

     前回、手を挙げなかった人のほとんどが、手を挙げました

     こんどは、「17歳だと思う人」で手を挙げた人が、不思議そうな顔をしたのです

     全員、黒板にある同じ絵を見ているのですが、女性であるという認識は同じなのに、年齢は17歳と80歳に別れるという結果です


     さてこの絵は、1930年にW.E. Hillという漫画家が作った「娘と老人」というものです
    http://www.yakubax.com/damasie.jpg

     この絵は、中央にある縦線の部分が「耳だと思ってみると若い女性が向こうを向いている」ように見えます

     また中央にある縦線の部分を「皺だらけの眼だと思ってみると鷲鼻の老婦人の横顔に見える」ように見える絵です

     最初に右側のグループには、若い女性が向こうを向いている部分だけを強調した絵を見せていました

     そして、左側のグループには、鷲鼻の老婦人の横顔だけを強調した絵を見せていたのです

     その結果、右側のグループは黒板の絵が若い女性に見え、左側のグループは老婦人に見えたというわけです

     そういう先入観のない真ん中の人達は、それぞれの第一印象で、若い女性または老婦人に見えたというわけです


     これがゲシュタルトです

     この実験に参加した人達は、みんな同じ絵を見ているのですが、一方は17歳だと思い、もう一方は80歳に見えてしまいました

     では、正解はなにか?

     正解はほとんどの人が思いつかない、難しいものです

     最後に書きますので、考えてください


     今回はゲシュタルトの話です

     ゲシュタルトとは心理学用語ですが、ドイツ語で「構造」という意味です

     構造とはなにか?というと、脳の内部で情報が処理される過程を意味します

     すなわち私達は五感「おもに眼から」入ってきた情報を、脳内で処理しています

     それは例えばある絵を見たときに、「これは女性の絵である」という認識が行われる情報処理過程が行われます

     ところでなぜ「女性の絵」であると分かるか?というと、「これまでの人生で数多くの女性を見てきて、女性とはこんなもの」という認識があるからですね

     ところが「これまでの人生で数多くの女性を見て」と言いましたが、それらは個別の「花子さんであったり、良子さんだったり、アンジェラ」だったのです

     つまり記憶の中でそれらを、総合化して「女性」という概念を作っています

     同様の情報処理過程をその絵の人物に応用して、「これは女性である」という認識が行われています

     つまり私達の脳内情報処理過程は「その人の記憶または人生経験」に基づいています

     この「その人の記憶または人生経験」に基づいた、脳内情報処理過程がゲシュタルトなんです

     また「記憶の中でそれらを、総合化して「女性」という概念を作って」いるので、これは一方で「抽象化」という働きです

     すなわちゲシュタルトとは、「脳内の抽象化や具象化の仕組み」であり、「それは記憶」によって決定されています


     つまり最初に「若い女性に見える絵」を見せられたグループは、似たような絵を見せられたときに「最初の経験に従ってそれが若い女性に見える」ような脳内回路が出来上がっているのです

     ですから、17歳の娘だと判断しています

     80歳の老人に見えたグループも、結果は違いますが経過は同じような仕組みになっています

     こういう「人それぞれの抽象化や具象化の仕組み」が、「ゲシュタルト」と呼ばれます

     すなわち「ゲシュタルト」が、その人の「性格」を決定しています

     また「ゲシュタルト」が、その人の「人生の選択パターン」を決定しています


     そして、「ゲシュタルト」は記憶によって決まるので、過去の記憶(経験)がその人の「性格」を決定し、「人生の選択パターン」を決定しています

     ということは、過去の記憶(経験)がその人の、「後の人生を決めている」ということになります

     結論として言えるのは、「ゲシュタルト」を変えないと、「人生は変わらない」ということです


     ところで洗脳の話になりますが、「ゲシュタルト」は他人により操作することが、簡単にできます

     私が、若い女性に見えたり、老婦人に見えたりする絵を最初に見せたのが、そういう「操作」に相当します

     すなわち、「他人のゲシュタルトを操作することで、他人を自分の思うままに動かす」力を持つことができます

     金儲けの上手い人というのは、「他人の心の動きを読んで自分の都合のいいように(自分の商品が売れるように)、他人を動かす」のが上手な人だと思われます

     たとえば以前に紹介した斉藤一人さんの「ひざこし元気」のようなネーミングは、そういう力なのです


     すなわち「ゲシュタルト操作能力」を獲得することが、願望実現の鍵に大きく影響してきます

     ここではお金儲けを例にしましたが、異性を操作するのも原理は同じなので恋愛問題にも、このような能力は使うことができます


     さてここで、問題の回答です

     問題とは「黒板に掲げた絵をどう解釈することが、正解であるか?」ということですね


     正解は「ありません」!(本当は「できません」ですが)

     問題は「黒板に掲げた絵をどう解釈すること」ですが、私達は「それを正しく認識する能力を絶対に持つことができないから」です

     この問題にかなり近い答えは、「白い紙の上に黒いインクが載ったもの」だと思います

     私達はロールシャッハテストのように、黒いインクの形をみて「勝手に」女性であると判断をしています

     それは脳内ゲシュタルトが自動的に働くためであり、それは過去の経験により形造られています

     そしてそこから得られる答えは「抽象化されたもの」なのです

     現実に存在する(と思われるもの)は、紙やインクを構成する分子・原子であり認識するのは光子です

     私達はそういうものでできている世界を、抽象化なしに認識する情報処理過程を持っていません

     すなわち私達の認識は、「抽象化」なしには成り立たないのです

     苫米地博士が人間は誰でも変性意識であるというのは、私達の認識が「抽象化」なしには成り立たないことが原因です

     すなわち仏教的にいうと、私達の認識する宇宙は「まぼろし」なのです

     私達の認識は、それぞれのゲシュタルトによってしか構成することができません

     つまりある人にとっては、「紙とインク」が「17歳」に見え、ある人には「80歳」に見えてしまいます

     しかし「紙とインク」でさえ、「まぼろし」なのです


     このように「私達の認識するすべては「まぼろし」なのです」から、じつは他人によって操作することは容易なのです

     そのような能力を持つことで、「金持ち脳」を獲得することができます


     追伸

     「私達の認識するすべては「まぼろし」なのです」から、じつは他人によって操作することは容易と言いました

     大事なことをひとつ忘れていました

     ゲシュタルトは過去の経験で造られます

     すなわち「じつは他人によって操作される」だけではなく、「過去の認識によってゲシュタルトは固定化」されています

     つまり「じつは他人によって操作される」ように、私たちの人生は「過去の経験の延長」から逃れることができません

     ではどうしたらよいのでしょうか?


     明日は「金持ち脳とゲシュタルト」の最終回です

     お楽しみに!

     
    精神工学研究所願望実現DVDについて025

    前回まで
     追伸

     「私達の認識するすべては「まぼろし」なのです」から、じつは他人によって操作することは容易と言いました

     大事なことをひとつ忘れていました

     ゲシュタルトは過去の経験で造られます

     すなわち「じつは他人によって操作される」だけではなく、「過去の認識によってゲシュタルトは固定化」されています

     つまり「じつは他人によって操作される」ように、私たちの人生は「過去の経験の延長」から逃れることができません

     ではどうしたらよいのでしょうか?


     明日は「金持ち脳とゲシュタルト」の最終回です
    ここまで


     「いつも続くと言っておきながら、ぜんぜん違う話から始めるじゃないか!」というお叱りをいただいています

     私としてはこんな違う話に見えて、本当は同じことに繋がるんですよ!というオチが好きなので、こういうスタイルになっています

     つまり具体化と抽象化の話を、しているつもりです

     ということで、今回もまったく違う話からです


     苫米地英人博士の「洗脳プロファイリング」という本があります

     この本は博士の素晴らしさというより、「凄さ」があふれた本になっています

     ぜひご一読を!


     この本は苫米地博士がその「特殊能力」を駆使して、未解決事件の犯人像を解きあかしていくという、とてもスリリングな内容です

     実際の未解決事件を扱っていて、2000年の世田谷一家4人殺人事件などの、犯人像に迫っています

     世田谷一家4人殺人事件とは世田谷の一家4人が、年末から正月にかけて殺害され、犯人はそこに留まりパソコンをしたり食事をつくったり、風呂に入ったりした形跡があると
    いうとても奇異な未解決事件として有名です

     苫米地博士はこの事件の犯人は、死体損壊を好む変質的な気質を持つ犯人だと断定しています

     そしてひょっとしたら、犯人は犯行当時、中学生か高校生の可能性があるとも指摘しています


     ところでその洗脳プロファイリングとは、自身を特殊な精神状態において犯行現場に行き、時間や季節など限りなく犯行が行われた状態に身を置くことで行われるものです

     苫米地博士によると、プロファイリングにはプロファイリングを行う者の「自我が邪魔になる」と言われています

     つまり前回説明したように、「自我」とは「ゲシュタルト」の固まりなので、犯行や犯人に対する偏見が避けられなくなります

     このようなことを防ぐためには、特殊な精神状態を造る必要があります

     特殊な精神状態とは、「自我」とは「ゲシュタルト」のないまっさらな精神状態であり、いわば赤ん坊のような視点を持つことだと思われます

     そういう精神状態には、「スコトーマ」が存在しません

     ところが犯罪を行うものには、犯罪者特有の性格が存在します

     つまり潜在的犯罪者は、特有の「自我」・「ゲシュタルト」を持っているのです

     そういう「ゲシュタルト」がある状況に入ったときに、パチン!とスイッチが入って犯罪が発生するのです

     とくに異常性を持った性犯罪などは、圧倒的にそういう状況で発生します

     そうして、潜在的犯罪者は、特有の「自我」・「ゲシュタルト」を持っているので、そういう人物特有の「スコトーマ」を持っています

     つまり潜在的犯罪者特有の「スコトーマ」が、ある特殊な状況下で「その人物を犯行に誘導する」と考えられます

     ところが捜査関係者が強い自我(つまり「スコトーマ」)を持つ状態では、犯罪者特有の「スコトーマ」を理解できないと博士は言います

     そのためできるだけ「スコトーマ」がない精神状態で、犯行現場に赴くと犯人のスコトーマが推測できます

     犯人のスコトーマが推測できるなら、それを造った犯人のゲシュタルトも推測ができるようになります

     そうすることで、「こうだとしか考えられない犯人像」が浮かび上がってくるのです


     例えば世田谷一家4人殺人事件の現場となった、この家は特殊な構造をしていました

     それは裏側が東京都内にありながら野原のようなところで、しかも浴室が2階にあって丸見えであったということです

     苫米地博士はこのような浴室が2階にあって丸見えであったことが、若い変質的気質を持った潜在的犯行者を、犯行に押しやった大きな誘因になったと言っています

     つまりこのような家でなければ殺人は起きなかった訳で、そういう意味では今日流行りの風水にも意味があるのしも知れません


     さて、本題に戻っていきましょう

     ここに潜在的犯行者がいると、そういう変質的気質を持った若者がいるとします

     そうしてあなたが「若い女性」であったとしましょう

     次に(考えにくいことですが)あなたが、その潜在的犯行者にアプローチすることで、潜在的犯行者に自分を襲わせることがてきるかどうかを、考えてみます

     たとえばやたらと短いスカートをはいて、夕方の人けのない方に散歩にいくとかの方法が考えられます

     そうすると、これは可能です

     しかしあなたが「若い女性」であったとして、そういう変質的気質を持った若者の気持ちや行動パターンを理解していなければ、この計画は成功しません

     つまりあなたが「若い女性」であったとしても、変質的気質を持った若者の気持ち(すなわちゲシュタルト)を持っていなければ、実際的な変態的若者性犯罪誘導作戦は成功しません

     この作戦を成功させるには、「若い女性」のゲシュタルトと変質的気質者のゲシュタルトを両方持つ必要があることが分かります

     ところが心理学の常識では、ゲシュタルトは一度にひとつしか持つことができないとされています

     つまり、この作戦は心理学の常識から考えて、不可能です

     しかし先の「娘と老婦人」の絵で中心の図形を耳と見ると若い女性とみることや、皺だらけの眼とみると老婦人にみるように、気分を切り換えることはできます

     気分を切り換えることで、認識を変更することは誰にでも可能です

     「誰にでも可能です」が、それはこの絵がそういう意図を持って書かれているということを「知っている」ことが前提になります

     つまり全体像を知っているということが大切なのですが、それは言い換えると「高い視点」を持っているということです

     「高い視点」を持っているということは、つまり「より高い抽象化」のことですね

     すなわち、「若い女性」のゲシュタルトと「変質的気質者」のゲシュタルトを一度に理解する「より高い抽象化」を持つことで、この両者を精神的に演じることが可能になります

     ここで「若い女性」が「変質的気質者」に自分を襲わせるということを考えたのですが、これは別のものに置き換えても考えることができます

     つまり通常ゲシュタルトは一度にひとつしか持つことができないですが、脳内に二つのゲシュタルトを造ってそれらを同時に動かして考えることができるということです


     さて、ここで金持ち脳の話に戻ります

     金持ち脳の頭の中では、自分の市場を代表する仮想人物(モデル)がいます

     そして金持ち脳はそういう人物に影響を及ぼして、自分の思うような行動をその仮想人物に起こさせることをいつも考えていると言って、過言ではありません

     そうするとこれは、他人のゲシュタルトを操作して、自分の利益を図る行動なのです

     しかし脳科学的には、「若い女性」が「変質的気質者」に自分を襲わせるということと、まったく同じ原理なのです

     つまり「若い女性」が「金持ち脳の持ち主」であり、「変質的気質者」が「自分の市場を代表する仮想人物」です


     他人のゲシュタルトを操作することをイメージしていることには、この両者に違いはありません

     そうすると「金持ち脳の持ち主」は「「若い女性」が「変質的気質者」に自分を襲わせる」のと同じように、「自分のセールスレターなどで「自分の市場を代表する仮想人物」に商品を購入させる」ようにしています

     すなわち「金持ち脳の持ち主」は「商品販売者のゲシュルタルト」と「自分の市場を代表する仮想人物のゲシュタルト」を、併せ持つことができるのです

     他人のゲシュタルトを操作して、自分の利益を図る行動の原理がこれです


     今回で金持ち脳の話は最終回の予定でしたが、長くなったので次回までとします

     いつも、すみません


     
    精神工学研究所願望実現DVDについて026

    前回まで
     そうするとこれは、他人のゲシュタルトを操作して、自分の利益を図る行動なのです

     しかし脳科学的には、「若い女性」が「変質的気質者」に自分を襲わせるということと、まったく同じ原理なのです

     つまり「若い女性」が「金持ち脳の持ち主」であり、「変質的気質者」が「自分の市場を代表する仮想人物」です


     他人のゲシュタルトを操作することをイメージしていることには、この両者に違いはありません

     そうすると「金持ち脳の持ち主」は「「若い女性」が「変質的気質者」に自分を襲わせる」のと同じように、「自分のセールスレターなどで「自分の市場を代表する仮想人物」に商品を購入させる」ようにしています

     すなわち「金持ち脳の持ち主」は「商品販売者のゲシュルタルト」と「自分の市場を代表する仮想人物のゲシュタルト」を、併せ持つことができるのです

     他人のゲシュタルトを操作して、自分の利益を図る行動の原理がこれです


     今回で金持ち脳の話は最終回の予定でしたが、長くなったので次回までとします

     いつも、すみません
    ここまで


     苫米地博士が犯人のプロファイリングを行うとき、自己のゲシュタルトを消滅させた状態で犯人が犯行を行った状況をできるだけ、詳しく再現します

     その結果、苫米地博士の脳内には犯人だけしか行いえない犯行をするであろう、「この犯罪の犯人しか持ちえないゲシュタルト」を構築しているのです

     そうするとこの時、もちろん博士自身のゲシュタルトも表面に現れないけれど存在しているので、脳内にふたつのゲシュタルトを有していることになります

     通常、これは不可能とされていますが、無意識領域にゲシュタルトを格納することで、博士は実現しています

     すなわちこれは「自分のゲシュタルト」と、「犯人のゲシュタルト」のULBを創り出していることにほかなりません

     この場合、ULBとは二つのゲシュタルトを結ぶ上位概念であると思ってください

     この犯罪捜査の場合は、通常「日本人男性」がULBです

     つまり一般的な「日本人男性」の普遍的ゲシュタルトを造って、それに犯人像の特徴的部分を付け足していくのです


     じつは、自分のマーケット特有の顧客像を描く場合も、原理はまったく同じです

     自分と自分のマーケット特有の顧客像の、ULBを創ります

     そして、脳内で自分のマーケット特有の顧客像を、仮想購買行動を想定することで、「現実世界での購買行動」を誘導しています

     このようなことができるのは(無意識的にですが)、金持ち脳を持つ人が「他人の行動を通常のプロファイリングの範囲を大きく超えて」想像することができるからです

     それは「想像」というレベルではなく、「未来を予見する」という方が正しいと思われるほどなのです

     そうでなければ、斉藤一人さんのように「商品の命名だけで」、納税者番付日本一になることなど考えられません


     ネット上には、「こうすれば売れるホームページが出来る!」という、宣伝に溢れたセールスレターの書き方講座があります

     たとえば・・・・
    http://www.suganoissei.com/1okuen/

     このような「セールスレターの書き方講座」は、じつは使えません

     なぜなら「自分の顧客像だけに適応した」、セールスレターの書き方講座だからである可能性が非常に高いからです

     この場合「自分」とは、その「セールスレターの書き方講座」を製作した作者だけです


     つまり金持ち脳と言えども、そのプロセスは無意識的に行われるので、金持ち脳の持ち主であっても、「どうしてそういう結論に達したかは分かっていない」のです

     そのプロセスは(じつは)「自分の顧客像のゲシュタルトを盗むこと」に、本質があります


     じつは「願望実現」を望む人には大きく分けて2種類あります

     ひとつは金銭的なものであり、もうひとつは恋愛関係に悩む人です

     上に述べたことは、金銭的なものに対する「願望実現」てすが、同じ方法で恋愛関係に悩むことは解決できます

     つまり、「他人のゲシュタルトを脳内に構築すること」ができるなら、「異性を思うように操作すること」は、「自分のマーケットを操作すること」と本質的に同じだからです

     

     さて、・・・・・!

     ここで「種明かし」を一つ、したいと思います

     私はここまで、26回にわたって「願望実現メルマガ」を書いてきました

     これはセールスレターでもあるのですが、普通の情報起業家と呼ばれる人はこんなことはしません!

     なぜかというと、これはとても面倒な作業だからです

     もう一つの理由として、「普通の情報起業家と呼ばれる人にはそこまで書くネタを持ち合わせていないから」です

     では、なぜ私は普通の情報起業家では、行わないことを行っているか?

     それは、ここまで明かしましたように「金持ち脳の原理」に因っているからです

     つまり私は毎日のようにセールスレターを発信して、そのレスポンスにより「自分の顧客層のゲシュタルト」を、「私の脳内に構築しよう」としているのです

     じつはこれが、「「願望実現メルマガ」の秘密」なのでした!


     次回から最終章に入っていきます(残り少なくなってきました)

     
    精神工学研究所願望実現DVDについて027
    前回まで
     ここで「種明かし」を一つ、したいと思います

     私はここまで、26回にわたって「願望実現メルマガ」を書いてきました

     これはセールスレターでもあるのですが、普通の情報起業家と呼ばれる人はこんなことはしません!

     なぜかというと、これはとても面倒な作業だからです

     もう一つの理由として、「普通の情報起業家と呼ばれる人にはそこまで書くネタを持ち合わせていないから」です

     では、なぜ私は普通の情報起業家では、行わないことを行っているか?

     それは、ここまで明かしましたように「金持ち脳の原理」に因っているからです

     つまり私は毎日のようにセールスレターを発信して、そのレスポンスにより「自分の顧客層のゲシュタルト」を、「私の脳内に構築しよう」としているのです

     じつはこれが、「「願望実現メルマガ」の秘密」なのでした!


     次回から最終章に入っていきます(残り少なくなってきました)
    ここまで


     ということですが、メールを頂きました

    メールマガジンの中で山西さんはULBと書かれていますが、リースト・アッパー・バウンドの略なので、LUBが正しいかと思います。

     そのとおりで、間違っていましたので訂正します

     それにしても、こういうメールを頂けるのは嬉しいですね!


     さて、「願望実現とはなにか?」ということが、最終章のテーマになります

     最近、煙草が1000円になるとか言われることが多くなりました

     煙草を吸われる方には、公共の場所での喫煙ができなくなりつつあるので、禁煙をしたいという人が増えているように思われます

     よく似たことでは、「パチンコをやめたい」と思う人も多くなっているように感じます

     つまりギャンブル依存症などを、なくしたいと言うことですね

     ところでギャンブルを止めたい、というのはどういうことでしょうか?

     このメルマガでは「願望の実現」がテーマですが、「ギャンブルが好きな人」がそれを止めたいと思うのは、願望を実現したいのかしたくないのか、ちょっと分かりませんね

     普通の人が考える、「ギャンブル依存症などをなくしたい」というのは、その裏に社会的にかっこわるいからそれを止めたいというのでしょうか?

     でも、本人の「願望」として、「本当はギャンブル」をしたいと考えているわけです

     こんな人は少し自由になるお金が入ると、それを持ってギャンブルをしにでかけると、想像できます


     つまりこういう願望を持つ人は、「本当はギャンブルをしたい」という心と、「ギャンブルを止めたい」という相反する二つの願望を心の中に持っています

     じつは良く考えると、人間の欲望にはほとんどこんな傾向があります

     既婚者であるなら、風俗に行きたいと思い、そんな考えは良くないという倫理観があります

     飲酒をする人は「酒を飲みたい」と思いながら、「酒を飲みすぎるのは良くない」と思うものです

     違法薬物に手を出す人も、「薬をやりたい」という思いと、「薬を止めなくては」という思いの中で揺れ動くのか、普通です

     そして違法薬物に手を出した人には、こういう葛藤が他の欲望に比べて強いと考えられます

     この点から考えると、「○○を止めたい」という思いというのは、「社会的に容認されない度合い」によって、その強さが決まると思われます

     そういう社会的な部分を取っ払って考えると、じつはすべての欲望には「こういう葛藤」が存在していることが分かってきます

     独身者にとって、異性を求めるというのは許される(普通の)ことですが、始終そればかり考えている者は、あまり褒められたものではありません

     お金持ちになろうと考えるのは、誰でも思うことだと思いますが、貪欲になりすぎるのは困りものです


     ここでこのような問題の本質を、考えてみることにしましょう

     そうするとこれは「動物の二大本能」に帰結することが多いことに気がつきます

     つまり「動物の二大本能」とは、「性欲」と「食欲」ですが、人間の場合もこれが変形した形で、表に出てきていると考えられます

     性欲の変形が、「異性を求めるという」ことです

     「食欲」または「生存欲」の変形が、「お金が欲しい」ということです

     ギャンブル依存とかタバコが吸いたいというのは、その行為が脳内麻薬のトリガーとなっています

     そのためなかなか止めにくいのですが、トリガーとなったこと自体が、動物の本能に基づいています

     つまりプライミングが効いていて、そのためなかなか止めにくいのてすが、これは動物の本能に起因するのです


     話が逸れてきている気がするので、元に戻します

     結局言いたかったのは「過ぎたるは及ばざるがごとし」ということで、「過剰な欲望の充足は、結局不幸せになる」です

     わかりやすい例でいうなら、ありあまるお金を持っていてギャンブル依存になっているとします

     これならギャンブルを止める必要はないのですが、そういう依存症になっていることが、すでに不健康なことです

     つまり依存症になっていることは表面的なことで、その原因となったものがこれまでの人生に存在しています

     その「本当の原因」を取り除くことができない限り、その人は「本当の意味」で幸せになることはできません

     ここでは「願望実現」をテーマにしていますが、「願望実現」の目的はその人の幸せにあります

     そうであるなら、「表面的な幸せ」を追求しても、かえって不幸になることが人生には多々あります

     すなわち 「願望実現」の真の目的はその人の幸せにあるのですから、「表面的な幸せ」を追求していないか?というのを検証することが、じつは大切なのです


     例えばルーシー・ブラックマンというイギリス人女性が、日本人男性に殺害されるという事件が発生しています

     この犯人は親の財産がたくさんあって、何不自由ない暮らしぶりであったと思われます

     しかし若いときに外国留学をして、その時白人に強いコンプレックスを持ったとされています

     その白人コンプレックスのため、外国人の若い女性を金で自由にするという行為にふけっていたということです

     ということは「解消すべき」は、「若いときに持ってしまった白人コンプレックス」なのです

     この人が真剣に「自分の幸せとはなにか?」に取り組んでいたなら、「白人コンプレックスの解消」にあると気がつけた筈です

     それがなまじ資産家であったために、不幸な人生になったと言えるでしょう

     「「願望実現」の真実とは、「本当の自分の幸せ」とはなにか?である」を知らなければ、間違ったものになりかねません

     続く

    追伸

     「願望実現」の真実とは、「本当の自分の幸せ」とはなにか?である

     このことの裏には、「人は生まれ変わりをするか?」が、密接に係わってきます

     それは次回!

     
    精神工学研究所願望実現DVDについて027

    前回まで
     すなわち 「願望実現」の真の目的はその人の幸せにあるのですから、「表面的な幸せ」を追求していないか?というのを検証することが、じつは大切なのです

     例えばルーシー・ブラックマンというイギリス人女性が日本人男性に殺害されるという事件が発生しています

     この犯人は親の財産がたくさんあって、何不自由ない暮らしぶりであったと思われます

     しかし若いときに外国留学をして、その時白人に強いコンプレックスを持ったとされています

     その白人コンプレックスのため、外国人の若い女性を金で自由にするという行為にふけっていたということです

     ということは「解消すべき」は、「若いときに持ってしまった白人コンプレックス」なのです

     この人が真剣に「自分の幸せとはなにか?」に取り組んでいたなら、「白人コンプレックスの解消」にあると気がつけた筈です

     それがなまじ資産家であったために、不幸な人生になったと言えるでしょう

     「「願望実現」の真実とは、「本当の自分の幸せ」とはなにか?である」を知らなければ、間違ったものになりかねません
    ここまで


     「本当の幸せとはなにか?」を追求すると、これは意外に深い問題であることに気がつきはじめます

     単純に「私は幸せ!」というのを、脳科学的に表現すると、βエンドルフィンやドーパミンが大量に脳内に分泌されている状態です

     味気ない表現ですが、実質的にそんなところです

     そうすると脳内麻薬物質が溢れていたら幸せになるですから、LSDのような薬物でこれは簡単に実現ができます

     またはクンダリニー・ヨガのような瞑想修行によっても、実現可能です

     しかし「本当にそれでいいの?」という、問題は残ります

     単純に考えると「「私は幸せ!」とは「脳内麻薬物質」」ですが、「それでは満足できない」のが「人間」なのです

     いや、むしろ「それで満足してはいけない!」というのが、「人間」と書くべきだと思います

     マズローが提起したのも、そういう考え方です


     これはなぜでしょう?

     猿の本能が種族全体の繁栄を仕組むようなプログラムを造っているので、「個人が快楽にだけふける」ようなことをすれば、その種族が絶滅するので、それを防ぐ仕組みなのでしょうか?

     それもあると、思います


     しかし「人間は」、あるいは「人類とは」、そのようなだけの生き物でよいのでしょうか?

     そういう問題意識を持つと、これは個人の幸せの問題というのは、どんどん深いところに迷い込んでいく問題であるということに気がつきます

     例えば芥川龍之介の「杜子春」という小説は、このようなことを扱っています

     古今の文学には、「個人の幸せの問題というのは、どんどん深いところに迷い込んでいく問題である」という題材を扱っています


     さて、私はこの問題の解決に「悟り」という概念を提示したいと考えています

     それで、「悟り」を開いた者というと、一般には「性欲や食欲などの煩悩を超越した覚者」というイメージがあると思います

     そういうイメージと、私の「悟り」の概念は少し違っています

     それを象徴する物語があるので、その物語の紹介で今回は終わりたいと思います


    ************

    昔・・・・・日本のあるところに、偉いお坊さんが弟子と旅をしていました

     弟子はまだ若い青年でした

     名前をここでは、珍念としましょう!


     ある時、二人が川に差しかかるとその川には橋が無くて、川の中を歩いて渡らなくてはなりませんでした

     二人が川の中を歩こうと準備していたとき、後ろから声がしました

     「もし、そこの旅のお坊さん方!」

     後ろを振り向くと、若い旅姿の女性とその母親らしき二人でした

     「私たちは旅のものですが、この川を渡れなくて困っていました

     もしよければ、背負って向こう岸に連れていっていただけませんでしょうか?」

     こう言われたのですが、珍念は若い娘(の肉体)を思うだけで、ドギマギしていました

     そして若い娘との接触は、修行の妨げになるので師匠はこの申し出を断るだろうと、思いました

     ところが老師匠は、「あぁ、いいよ!」と快諾しました

     そして自分は若い娘を背負い、珍年には年寄りの母親を背負わせて、川を渡ることにしました


     そうして若い娘を背負って川を渡る師匠を珍念が見ると、なんと師匠は女性のお尻をなでまわしているではありませんか!

     その師匠の顔は興奮していて、よだれまで流さんばかりでした

     やがて、岸にたどり着きました

     女たちと別れて、二人は旅を再開したのですが、若い珍念には師匠の態度が許せませんでした

     そして意を決して、師匠に進言を行うことにしました

     「お師匠様!」

     その声が終わらないうちに、老人は応えました

     「珍念、お前はまだ背中に女性(にょしょう)背負っているようだの

     わしはこちらにたどり着いたときに、岸に降ろしてきたぞ!」

     こう答えたのでした

     

     つまりこれは「悟り」とは、ある種のあきらめを伴うものだと私は考えています

     そういう「悟り」がないと、幸せを追求しても結局不幸になるという戒めが、この物語にはあると思います

     「ある種のあきらめ」とはこういう意味です

     師匠が性欲をいまだ捨てられていないのは、「猿の本能」を持っているからです

     動物としての本能として種の保存欲求があり、それを強固にしてこなかった種族は滅んだと考えられます

     つまり「本能として種の保存欲求」は非常に強固であり、「人間の浅知恵」でそれを封じ込めようなどとするのは不可能です

     それが諦めです

     つまり、「悟り」を開いた者は「性欲や食欲などの煩悩を超越した覚者」ではないのです

     それは人間がこの「猿の肉体」「猿の脳」から、進化したものから発生したものが、「人間という私たちの意識」であるなら、それを否定することは不可能なのです

     苫米地博士が言われるように「脳と心」が同じものであるとすると、「その脳は猿の基本ソフト」を採用しています

     つまり、「性欲や食欲などの煩悩を超越した覚者」は、存在することができないのです


     しかし一方で私たちは日本人の多くは「生まれ変わり」という思想を、広く信じています

     もし人が生まれ変わるなら、それはこの世界での人生は「猿(から進化した)の肉体に憑依したもの」となるでしょう

     つまり、猿の肉体を乗り物として、仮の生を営むものとなります

     私たちのこの世界での人生が、猿の肉体を乗り物としているなら、猿の本能を制御することができるかもしれないことに気がつくことができます

    続く

     
    精神工学研究所願望実現DVDについて028

    前回まで
     それは人間がこの「猿の肉体」「猿の脳」から、進化したものから発生したものが、「人間という私たちの意識」であるなら、それを否定することは不可能なのです

     苫米地博士が言われるように「脳と心」が同じものであるとすると、「その脳は猿の基本ソフト」を採用しています

     つまり、「性欲や食欲などの煩悩を超越した覚者」は、存在することができないのです


     しかし一方で私たちは日本人の多くは「生まれ変わり」という思想を、広く信じています

     もし人が生まれ変わるなら、それはこの世界での人生は「猿(から進化した)の肉体に憑依したもの」となるでしょう

     つまり、猿の肉体を乗り物として、仮の生を営むものとなります

     私たちのこの世界での人生が、猿の肉体を乗り物としているなら、猿の本能を制御することができるかもしれないことに気がつくことができます
    ここまで


     「悟った人」は、普通に考えられるように、「性欲や食欲などの煩悩を超越した人」ではないことを、解説しました

     私たちが、猿から進化した肉体に依存している限り、「性欲や食欲などの煩悩を超越する」ことは自らの否定になるからです

     苫米地博士の言われるように「脳と心が同じ」ならば、「人間は猿の本能を超えること」ができないと考えられます

     そこで悟りに関して、考えるのが諦念です

     つまり、一種の諦めなのです


     どういうことかと言いますと、私たちが生まれ変わりをしようがするまいが、「私たちの魂」は、「猿(から進化した)の肉体に憑依」していると考えるのです

     そうすると、「この人生」は「猿(から進化した)の肉体を乗り物として」旅をするようなものだと考えられます

     この乗り物を馬に例えると、よくわかると思います

     もしあなたが、砂漠を馬に乗って旅をしていると、考えてください

     ところがその馬が、一匹の牝馬を見つけて、「すごく発情した」として、「あなたはそれを自分のことのように恥ずかしい」と思う必要があるでしょうか?

     私たちが「猿の肉体に乗っかっている限り」、このような「動物的本能に基づく行動」は強力なので、止めることはできません

     しかし「それがあなたが「自分のことのように恥ずかしい」と思う」かどうかは、こう考えると別の問題です


     こうも考えられます

     あなたが自動車に乗って高速道路を旅行していると、考えてください

     燃料が減ったので、ガソリンスタンドで給油をすることにしました

     その時、「勢いよくガソリンを飲み込む愛車を見て」、「なんて自分は浅ましいんだ」などと感じる人は、いるでしょうか?

     これと同じことで、「この猿の肉体が乗り物」であるなら、そこから発生する「動物的欲望」を恥じる必要はないのです


     つまり前回言った、若い弟子と悟りを開いた高僧の話は、こういうことを物語っているのです

     若い弟子は、「自分」とは、この肉体と切り離すことが出来ないと考えています

     自分が肉体と同一であると考えるなら、そこから発生した欲望も自分のものだから「恥ずかしいもの」になります


     ところが高僧にとっては、この肉体は「この世界を旅するために必要な」乗り物に過ぎません

     乗り物に過ぎないものが、「車がガソリンを求める」ように、あるいは「牡馬が牝馬に発情する」ようになっても、「それを我がことのように」受け止める必要はないと感じられているのです

     そして「それを我がことのように」受け止める必要はないので、「乗り物にとって本能的欲望が必要であることを理解して」、一時それを開放することは「むしろ必要」だと感じています

     ですから「背中に乗せた若い女性のお尻をなでまわす」のです

     しかしそれは自分とは、本質的な部分では関係ないという「悟り」がありますから、岸に着いたとたんにその執着を捨てることができるのです


     再度、言います!

     私たちが「猿の肉体に乗っかっている限り」、このような「動物的本能に基づく行動」は強力なので、止めることはできません

     しかし、自分が乗っている馬が、一匹の牝馬を見つけて、「すごく発情した」として、「あなたはそれを自分のことのように恥ずかしい」と思う必要があるでしょうか?

     しかし「それがあなたが「自分のことのように恥ずかしい」と思う」がどうかは、こう考えるとは別の問題です


     じつはこう言うふうに自分の中の欲望を認めて、さらりと受け流すことが重要だと思います

     そしでないと「もし自分の中の欲望が叶っても」、「満足させること」はできないからです

     こういう「諦念」の境地がないと、「願望が実現」しても不幸になるだけです


     塩水を飲むと、もっと喉が乾きます

     「諦念」の境地、「悟りの境地」を持たないまま、「この人生を旅すること」は、海で漂流する人に例えられることがあります

     このような海で漂流する人は、喉が乾いて、周りの海水を飲むのですが、そうするとますます喉が乾いてしまうのです

     「この人生を旅すること」は、「海水を飲むことで欲望の渇きを癒そうとする」ことになっています

     それを知ることが、「諦めること」なのです
    続く

     
    精神工学研究所願望実現DVDについて029

    前回まで
     そうでないと「もし自分の中の欲望が叶っても」、「満足させること」はできないからです

     こういう「諦念」の境地がないと、「願望が実現」しても不幸になるだけです


     塩水を飲むと、もっと喉が乾きます

     「諦念」の境地、「悟りの境地」を持たないまま、「この人生を旅すること」は、海で漂流する人に例えられることがあります

     この海で漂流する人は喉が乾いて、周りの海水を飲むのですが、そうするとますます喉が乾いてしまうのです

     「この人生を旅すること」は、「海水を飲むことで欲望の渇きを癒そうとする」ことになっています

     それを知ることが、「諦めること」なのです
    ここまで


     苫米地博士は「脳と心は同一である」と言うように、「人間は生まれかわらない」と考えています

     しかし「人間とは「猿(から進化した)の肉体に憑依」して仮の人生を歩むもの」と考えないと、この人生は死んだらお終いという考えになってしまいます

     私自身、そういう考え方をしていたのですが、どうしてもそうなると「心が汚く」なってしまいます

     それが船井幸雄さんの本を読んだとき、「人間は生まれかわる」と書いてあったので、びっくりしました

     それから一時、人間は生まれかわる派になっていました

     実際、高僧と若者の逸話にもあるように、「人間は生まれかわる」つまり「人間とは魂の存在」と考えることで、理解できることが少なからずあるのです

     「魂の存在」と考えることで、「猿の本能」によってコントロールされる人生から逃れることが、可能になります


     ところが苫米地博士が「スピリチュアル」等の書籍で主張されるように、「生まれかわり」をするなら、その思想を延長すると「魂のランク付け」に繋がります

     この理由により、苫米地博士は生まれかわりの思想を否定しています

     しかし「この理由」だけで、生まれかわりの思想を否定するのも、理屈としてはおかしなことです

     なぜなら「生まれかわり」思想を延長すると「魂のランク付け」に繋がることが、その真実性を否定することには繋がらないからです

     これは「あの人は嫌い」「あの人の思想は嫌い」という理由で、「その人の存在を否定」することができないのと同じ理由です


     しかし一方で、「生まれかわり」をするということを積極的に肯定する証拠も見つかっていません


     そうなると、「魂の問題」はどう考えたらよいのでしょうか?

     もし苫米地博士の言われるように、「脳と心」が同一であるとします

     そうすると「人間には魂が存在しない」という結論になります

     「魂が存在しない」のなら、人間は「猿の本能」から逃れない存在になります

     そういうことを考えると、「猿の本能」が戦争を生む原因になっているなら、人間が戦争のない社会を創るなど「より高次の存在」になることは不可能になります

     そうでしょうか?


     それで、よいのでしょうか?


     私はこう考えます

     苫米地博士の思想には、人間の脳はコンピューターと同じという考えがあります

     博士は若いとき、人工知能の研究をされていたので、人間の脳はコンピューターに非常に近いという感想を持ったと思われます

     そしてコンピューターがソフトウェアを交換することで、まったく違う機能を持つ機械になることにより、脳も同じようにできると考えたと私には感じられます

     つまりコンピューターがソフトウェア次第で、エロゲー専用機にもなるし、入院患者の生命維持機能モニターにもなるのです

     こういう発想で、「内部表現の書き換え」などは造られたと思われます


     もしそうなら・・・、「人間の脳はコンピューターと同じ」なら、人間もソフトウェア次第でエロゲーが大好きな卑しい人にもなるし、高邁な理想を求める人物にもなりうると考えられます


     ところで前回述べたように、「もし人間が生まれかわる」なら、「人間とは魂の存在」となるのです

     ところでこういう思想を巡らしている私たちですが、本当のところは「人間が生まれかわる」かどうかは、わかりません

     わかりませんが、・・・・・!

     「人間が生まれかわる」存在であって、その本質が「魂」であるなら、「・・・・」というふうになるだろうという「思考実験」を行うことができます

     そしてその「思考実験」の結果、「魂の存在である人間」が「猿の本能を超える智慧」を獲得することは「こうしたらできる」という方法論を造ることができます

     そうであるなら、人間が生まれかわるかどうかは関係ありません


     「人間とは魂の存在である」という「思考実験」の結果を、「脳というコンピューターのソフトウェア」にインストールすればよいのです

     そうすれば「人間が生まれかわらない存在」であっても、「猿の本能を超えた存在としての「魂」」を獲得することができます


     つまり脳内に広大な情報空間を持つ我々は思考実験の結果を使うことで、現実空間では猿の本能を超えられない存在であっても、それを超えることができるのです

     すなわち「人間は生まれかわりをする存在」なのです

     現実空間には生まれかわらないものであっても、そう考えることで自分が汚い存在に陥るなら、違う「現実」を想定することができるのです


     これが「人間は生まれかわりをするか否か?」に対する回答です

     つまり「生まれかわりをする」と考えるなら、「魂の階層化」になりますが、一方で「猿の本能」から逃れられるというメリットがあります

     現実に生まれかわることがないのなら、この人生は一度きりと考えることで「刹那主義」に陥る危険があります

     しかしこの人生は一度きりが真実であっても、「生まれかわりをする」なら?と考える想像力を我々は持っています

     その想像力から得られた結論を脳のソフトウェアに使うことで、「生まれかわるか?生まれかわらないか?」という不自由さから逃れることができます

     どちらの存在にも、なることができるのてす

     つまりこれが「悟り」です

    続く


    精神工学研究所願望実現DVDについて030
    前回まで
     これが「人間は生まれかわりをするか否か?」に対する回答です

     つまり「生まれかわりをする」と考えるなら、「魂の階層化」になりますが、一方で「猿の本能」から逃れられるというメリットがあります

     現実に生まれかわることがないのなら、この人生は一度きりと考えることで「刹那主義」に陥る危険があります

     しかしこの人生は一度きりが真実であっても、「生まれかわりをする」なら?と考える想像力を我々は持っています

     その想像力から得られた結論を脳のソフトウェアに使うことで、「生まれかわるか?生まれかわらないか?」という不自由さから逃れることができます

     どちらの存在にも、なることができるのてす

     つまりこれが「悟り」です
    ここまで


     今回までで、このメルマガもほとんど終わりになりました

     このメルマガは、「願望実現イメージング法DVD」の宣伝に書いています

     ところで以前にも書きましたが、「苫米地博士の願望実現法」の特徴は「時間は未来から過去へ流れる」という理論に基づくものであると思います

     苫米地博士のユニークなところは、まず最初にタイムラインという「人生の線路」のような概念を造るところにあります

     タイムライン自体は、臨床療法として以前からあったのですが、これを願望実現や能力改善に応用したのが博士独自の方法だと思われます

     その方法はこれまでの人生を一本のタイムラインとして認識するのですが、それとはまったく異なるタイムラインを想定するのが、苫米地式です

     このようないわばパラレルワールドのような人生線を想定することで、これまでの人生経験が形造った、スコトーマを排除することが可能になります

     そのようなスコトーマのないパラレルワールドのような人生線の「未来時間」において、「願望が叶ったイメージ」をつくり出すのが、苫米地方式です


     しかし以前にも書いたように、苫米地博士自身が特殊な環境にあった人間であるので、これを一般に適用するのは困難な部分があると、私は考えています

     つまり「苫米地博士の育った環境」は高所得階層であって、自分の成功することになんの違和感もない人達が多かったと思われるのです

     そういう環境にあるなら、ホメオスタシス同調効果で、博士自身も「自信満々」の性質を、いわば生まれつきのように会得したとしても不思議ではありません

     しかも博士は生まれつきの視覚共感覚保持者で、自分がもつイメージを相手にたやすく植えつけることができる「一種の超能力」を持っています

     これはイメージングを行った人ならわかると思いますが、「普通の人はイメージングの初歩の初歩であるイメージを持つこと」さえ、なかなかできません

     つまり、苫米地博士は普通の人と二重・三重にも、「スタートラインが違う」のです

     少なくとも、私にはそう感じられました


     おそらく博士のパラレルワールドに未来の成功イメージを持つ方法は、とても有効だと思います

     しかし、「苫米地博士は普通の人と二重・三重にも、「スタートラインが違う」のです」から、博士の方法論が有効な人というのは、特殊な人ではないかと考えます

     つまりいろいろな方法で博士と同じ「スタートライン」まで「すでに到達」している人には、「とても有効」であると思われます


     ここで、「ゲシュタルト」の解説を思い出してください

     「ゲシュタルト」は過去の経験により造られます

     そしてひとつの「ゲシュタルト」を持つと、同時に他の「ゲシュタルト」を持つことはできません

     もしあなたが「自分の親は金持ちではなかった」という印象を持つとすると、それはあなたの子供時代に「そういう親から生まれた自分」という、ゲシュタルトを生成したと考えられます

     そのような人物がいきなり、「自分は未来時間においてすでに金持ち」というようなゲシュタルトを構築することは、困難であると私は考えます

     つまり「博士のようなスタートライン」に立つためには、普通の人は「まず過去の清算」を行う必要があるのです

     私の方法論では、まず過去へ向かいます

     そうして「親から愛されなかった自分」という潜在意識下のイメージがあるのなら、まずそれを解消することを行います

     じつは過去へ向かうといっても、10歳とか5歳ではなく、0歳から始めなければ効果は薄いと、私は考えています

     心理学では、0歳児には「自分と親が一体となった世界」というイメージしかないと、されています

     この時、「親から分離した自分」という記憶を持つと、それが大きな喪失感となって、それ以後の人生に影響をすると言われています

     自己催眠下でこのような記憶を修繕することができなければ、普通の人はいくら未来軸で願望達成イメージを持ったとしても、願望成就は難しいと思われます

     なぜなら過去の記憶が造るステイタス・クオに、ホメオスタシスが働いて「親とはぐれてしまった惨めな私」に引き戻そうとするからです


     私は少なくとも願望実現に成功したと、自分のことを考えています

     また私のビジネス・パートナーの中にも、そういう人がいます

     そういう人の意見なども伺うと、「願望実現法とは飛行機が飛び立つようなもの」だと、イメージできるのではなかろうかと思っているのです


     つまり、「願望実現法は、地面を離れるまでがいちばん難しい」のです


     すなわち苫米地博士やナポレオン・ヒル博士が調査した人物は、いってみれば「ヘリコプター」のように滑走路なしで飛び立つ能力を持つ者だったと思われます

     おそらく、苫米地博士は「ヘリコプター」というより「巨大な飛行船」にも例えられる能力を、生まれつき備えている人物ではないでしょうか?


     ところが「普通の人」のイメージは違います

     普通の人には、長い距離を走ってスピードを出すための「とても長い滑走路」が必要です

     


     「魔女の宅急便」という映画をご存じでしょうか?

     主人公の魔女キキは、ほうきに乗れば空を自由に飛ぶことができます

     しかし主人公キキに密かに思いを寄せる、少年コボリ(トンボ)は普通の人間であって、「翼の着いた自転車のような人力飛行機」で飛ぶ夢を持っています

     映画の後半で、この人力飛行機は空に舞い上がるのですが、長い長い滑走が必要です


     私のイメージング法は、普通の人力飛行機が滑走路を走るような方法です

     それは地上から1センチだけ、空を飛ぶ力をあなたに与えることしか、できないかも知れません

     しかし、飛行しているということなら「地上から1センチ」でも、「高度1万メートル」でも同じです(本当の飛行機の場合地面効果というのがあり、同じではありません)


     あなたが「翼の着いた自転車のような人力飛行機」で、自分の空を飛びたいと願うなら「私の方法」がお役にたてるかも知れません

     終わり





     願望実現のイメージ法DVDの表紙は、M31星雲をモチーフにしています

     M31星雲とは、別名アンドロメダ星雲


     アンドロメダとは、ギリシャ神話に登場する美しい王妃の名前なのです

     ギリシャ神話ではエチオピアという国に毎年海の怪獣が現れて、付近の住人を襲うのでとても困っていました

     そして神官に占ってもらうと、「怪獣にアンドロメダ王妃を生贄に捧げるように」との神託が下ります

     ちなみにこの怪獣は、アザラシやトドのような姿をしていますが、のちに鯨座として星座になりました

     そして怪獣の生贄に海岸の岩に縛りつけられたアンドロメダ王妃が、いままさに怪獣に教われようとしたとき!

     ギリシャ神話の英雄ペルセウスがペガサスに跨がって、通りかかります

     英雄ペルセウスは魔女ゴーゴン(メデューサ)退治をして帰途の途中で、その手には恐ろしいゴーゴンの首が握られていました

     ペルセウスは美しい娘が岩に縛りつけられいるのを訝(いぶか)り、事情を知って怪獣退治を決意します


     そして恐ろしい怪獣が現れると、ゴーゴンの首を怪獣に見せるのです

     ゴーゴンの魔力により、たちまた怪獣は岩になってしまいます

     こうして怪獣退治をしたペルセウスは、美しいアンドロメダ王妃と結ばれるという話が神話のなかにあります


     願望実現を願う者の心中とは、まさに怪獣の生贄に海岸の岩に縛りつけられたアンドロメダ王妃のようなものではないでしょうか

     いままさに怪獣のような不幸に飲み込まれようとしているすべての人に、英雄ペルセウスが救いの手を差し伸べるような出来事が訪れますようにとの願いで、アンドロメダ星雲をモチーフにしています(願望実現イメージング法DVD7月10日発売開始)

    ヨアヒム・ウィテウァール
    Perseus and Andromeda
    1611  Oil on canvas, 180 x 150 cm